【学校創り日誌】インターナショナルスクールを退職することにしました
2024年に書き残した下書きを積み上げすぎました…
2025年、初めのうちに少しずつ書き上げていこうと思います!
まず、前回の記事でも書いたとおり、
育児休業が明けたら退職することにしました。
今春、一度復帰して、引継ぎ等を完了してからの退職になります。
私はどちらかと言えば保守的な考え方でできれば現状を変えたくないと思うほうなので、ちょっとやそっとのことでは辞める決意はしません。
故に、「なぜ?」に応えるには理由が多すぎるのですが、お話していこうと思います。
「学校創り」活動の本格化と子育て
まず、やはりきっかけとして「学校創り」を意識し始めたからです。
声に出していけばいくほど、そっちの繋がりが増え、アイディアもより具体性を増し、より実現に向けて動き出したいという気持ちが湧いてきました。
そんな気持ちを後押ししたのは、子育てに使える時間、通勤時間のことでした。
自分で事業を始めるとなると、24時間仕事のことを考えなければなりません。
「だから、子育てに使える時間はもっと減るのでは?」という質問が思い浮かびます。
でも、正直、教員生活をしていて「仕事」が勤務時間内のみだったことは一度もなかったように思います…
休みの日も、隙があれば教材研究をしたり、子どもと製作遊びついでに教材作成をしたりと、なんやかんや子育て中でも常に仕事はしています。
なので、2つ3つの仕事のことを隙間時間に考えるよりもっと焦点を絞れるのです。
また、通勤往復に1日4時間使っていたことを考えると、たとえ忙しかったとしても有意義な時間がその分増えるのです。
贅沢はできませんが、時間に関しては自分裁量でコントロールできる(しなければならない)ことの方が、今のところ合っていると考えました。
「私」も大事。でも、家族はもっと大事
もちろん私個人の話だけでなく、家族全体のこともあります。
今ちょうどみんながライフイベントや人生の岐路に今立っている時期で、私自身がもっとフレキシブルに動ける状態であることが今は必要だと感じたことも大きいです。
自己実現を目指す「私」という一人の人間であると同時に、私も誰かの「妻」であり、「母」であり、「娘」である、ということを最近本当に強く感じます。
挑戦>安定
正直、家族のことを想うなら、毎月の安定収入はありがたいです。
社会保障関連も会社の担当部署がみんなやってくれているので雇われていた方が断然楽です。
勤めているというだけで、社会的信用もぐっと上がります。
今の学校には長~い夏休みをはじめとした、長期休暇が定期的にあります。
こうした理由から今まで動き出すことができていませんでしたが、
育休中にアウトドアイベントやオンライン座談会などを経験し、
解決したい社会的課題が浮き彫りになり、挑戦したいと思えることも増えました。
私は、安心安全安泰の道よりも、こうした「やってみたい」「挑戦したい」こういう気持に生きがいを感じるタイプなようです。
夫は、私が「生きがい」を感じてパタパタしているととても嬉しそうな、安心したような表情をしていることがあります。
本当はどう思ってるのかな…
忙しくし過ぎて負担をかけてしまうこともあるので、ここは気を付けていきたいです。
子どもたちは、私の今していることを見てどう思うんだろう。
忙しくし過ぎていると、時々寂しい思いをさせてしまうのですが、私が忙しさを楽しめている時は、むしろ一緒になって楽しんでくれている時もある。
まだまだここは手さぐりですが、自分なりの「適度」なところ探っていきたいです!
理想の上司、理想の職場
もうひとつ、私の後ろ髪を引き続けていることがあります。
それが勤務校の上司、同僚たちの存在です。
メンバーの入れ替わりは定期的にあるのですが、それでも変わらぬ雰囲気を保ち続けることができる超いい上司たちが率いるチームなのです。
特に、今の学校代表。
私も、この先誰かを屋とわなけらばならない立場になるなら、彼女のようなリーダーになりたいです。
感情に左右されず、いつも冷静。
それなのに「冷徹」ではなく、いつも温かくて、言葉にその温かさが乗せられて伝わってくる。
どんな研修をしたらあんな言葉選びができるようになるんだろうと、やり取りをするたびに感嘆させられます。
そもそも会社がとにかく理解があって、スタッフファースト。
今回、復帰のための話し合いで会社側では対応不可なお願いをしてしまった際にも、返答の際に「他の解決策があるならそれをサポートするから」とまで言ってくれました。
感謝してもしきれません。
会社のあり方、理想の素晴らしい上司に恵まれ、円満な人間関係、熱意と向上心のある同僚たち、生徒ファーストな柔軟性のある指導方針などなど、この学校に勤めたことは、確実に私の人生の財産となっています。
良いものは広げていきたい!
正直、いまだに離れるのは惜しいと思っています。
でも同時に、こういう学校が丹沢にもあってほしい、もっと日本中に増えてほしいと思います。
だから、がんばる。
だから、ネクストステージに進みます。
何かを変えるためには、何かを手放すことが大切。
そう考えていこうと思います。