黒澤明映画『夢』
黒澤明の映画『夢』を観た。
(Wikipedia情報) 黒澤自身が見た夢を元にした個人的題材の映画で、「日照り雨」「桃畑」「雪あらし」「トンネル」「鴉」「赤冨士」「鬼哭」「水車のある村」の8話からなるものである。
私、この中の「水車のある村」ってお話、いいなぁ と思った😊
近代技術を拒み自然を大切にしている村のお話。
その中で、そこに住む103歳の長老の言葉で印象的だったものがあった。
「本来 葬式はめでたいもんじゃよ。よく生きてよく働いて、ご苦労さんと言われて死ぬのはめでたい。」
この言葉、確かになぁと思った。自分達の世界では、葬式は悲しいものであるよね。でもこの世に産まれて、生をまっとうし、死んで 土に還っていくのは、めでたいことなのかもしれない。
この村の葬式のシーン良かったなぁ。お祭りみたいに パレードで吹奏楽の演奏したり、踊ったり♪ かなり盛り上がってた。
この世でも、こうゆう葬式になったらいいかもね(笑) そうしたら、周りの人が亡くなるのも 自分が死ぬのも、悲しくなくなるかもしれない。「死」を前向きに とらえられるかもしれない。
もう一つ、この長老の言葉で印象的だったのは、
「生きるのは苦しいとか何とか言うけれど、それは人間の気取りでね、正直、生きてるのはいいもんだよ。
とてもおもしろい。」
これも そうかもしれない って思った。本当は人生っておもしろいのかも。何か 楽しいから生きてるのかもしれない。
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