思いがけず娘の本音を垣間見た、2024年の書き初め
「めんどくさい〜」
開口一番この言葉。新たな年を迎え、早々に娘の書き初めを見守りました。いよいよ小学生も最終学年!書き初め宿題に向き合うのも四年目になります。思いがけず、娘の本音に気づく時間になりました。そのてんまつをご紹介します。
【一日目】
あまりに早書きであまりに下手だったので、ゆっくり書くよう促しました。一文字ずつ集中して練習。半紙のどこに筆を置くのか注意を払い、しっかりお手本と向き合った時間。
子どもなりに消耗した様子で、うまくなったところでエネルギー切れ。一日目は早々におひらき。
【二日目】
しょっぱなから集中できた二日目。思ったより筆運びが良かったので、一気に本番用紙に書くことにしました。本番用紙は三枚。三枚目にして、良い作品を書き上げることができました。「最高傑作ができた〜」と娘も大喜び。
始業早々に「席書会」があるので、本番でも堂々と書けると思います。自信につながりそうで、良かった!
【こちらが本心?】
宿題を済ませて早々に片付けるのか思いきや、なぜか開放感でのびのび。片付ける気配はありません。「今から好きな文字を書く〜」と言って、張り切る姿にびっくり。
1番目に書いた文字は「命」
新年早々地震があったし、飛行機の事故もあったから書いてみたとの由。「命」の作品を見て、そういう気持ちを大事にしてほしいと思ったよ。
2番目は「柴」
大好きな犬の名前ではなく、「犬種名」を書くところが笑えます。それだけ豆柴のいる生活が嬉しかったってことで。
3番目は「龍」
年賀状に何度も書いた文字を、半紙に大きく書いてみたかったんだって。「龍」の文字はバランスを取りやすく、とても上手に見えました。「龍」の字の下に、龍の絵を描くところがまた斬新。水墨画アートのような感じ。
【まとめ】
四年間続いた「書き初め宿題」は、我が家では例年、夏休みの自由研究に匹敵するほどの大騒ぎ。ですが娘も来年からは中学生。その大騒ぎも今年で終わるかと思うと、さみしいです。
書く前はあんなにめんどくさがっていたのに、書き始めるやいなや集中できた姿に成長を実感しました。宿題が終わったとたん、さらに伸び伸び好きな字を書く姿が印象的で、「自発的に書く」ことの良さを目の当たりにしたのです。
この三作品と、歴代の書き初め作品はしばらくお部屋に飾っておこうと思います。良い年になりますよう、願いを込めて。
今日で冬休みが終わるご家庭も多いと思います。皆さまもどうぞ良い新学期をお迎えください。保護者の皆さま方の元にも、静かな日常が戻りますように。