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今度は国立西洋美術館の常設展です!

東京・上野にある国立西洋美術館での絵画鑑賞、シリーズ化しています。
「自然と人のダイアローグ展」を見に行ってからはや一週間。
さいごに国立西洋美術館の常設展を紹介したいと思います。

企画展で気持ちが高ぶったあとは、かならず常設展に立ち寄って心を鎮めることも大切なルーティンです。

何度もみた作品。
東京で何度も名画と再会できる至福。増えつ続けるコレクション。
あらためてご紹介したいと思います。

ご参考までに、Google Arts & Cultureでも国立西洋美術館のオンライン展示を楽しめます。おすすめ。

1 ドラクロワ

常設展に展示されている作品は「墓に運ばれるキリスト」。
ドラクロワ自身が尊敬するレンブラントに通じる作風です。

ドラクロワといえば、代表作は「民衆を導く自由の女神」。
民衆の前でフランスの旗を掲げた女性の姿を描いた作品。一度は見たことある方も多いのではないでしょうか。

ウジェーヌ・ドラクロワ
《墓に運ばれるキリスト》

2 エル・グレコ

神々しい光の表現は必見です。
常設展に来たら、必ずエル・グレコの作品を観て帰ります。高校生のときの美術の先生との宿題なので。いつかわかる日が来ると信じて。

エル・グレコ
《十字架のキリスト》

3 ルーベンス

「フランダースの犬」に出てくる少年ネロがどうしても見たいと願った絵を書いた画家としてもおなじみ。常設展では二点展示されています。

ペーテル・パウル・ルーベンス
《豊穣》

画面中央の女性は「豊穣」そのものを意味しています。
母性の象徴ですね。女性の美しさもさることながら、背景のお天気が晴れ・くもり・雨のすべてを表現していて、まるで一年中豊穣であることを祈っているようです。

ペーテル・パウル・ルーベンス
《眠る二人の子供》

透明色と不透明色との使い分けが秀逸。子どもの寝顔が引き立ちます。
左側の子どもの寝顔がなんともいえず、癒やされます。

4 フェルメールに帰属

ヨハネス・フェルメール (に帰属する)《聖プラクセディス》の作品。
こちらは写真不可でしたので、詳細は作品紹介ページからどうぞ。

《聖プラクセディス》の作品は、フィケレッリが描いた作品の模写です。

フェルメールの真作かどうかについては諸説あります。世界中で開かれている「フェルメール展」に出品されたり、されなかったり。
それでも、上野でいつでも鑑賞できる至福には代えがたいです。

5 ベルト・モリゾ

自分の日常生活を描いた印象派の女性画家さん。描くタッチがみずみずしくて、大好きです。マネのモデルとしてもたびたび登場します。おなじみの黒いドレス姿。

ベルト・モリゾ
《黒いドレスの女性》

6 アンドレ・ボーシャン

すみずみまで丁寧に描き込まれたタッチが魅力的です。素朴な感じにほっとします。自然との調和そのものが描かれているようです。おいしそうな雲の表現も大好き。

アンドレ・ボーシャン
《アルクマールの運河》

まとめ

簡単ではありますが、2022年7月現在常設展で鑑賞できる絵画をご紹介しました。

他にも、ピサロ、ミレー、モネ、マネ、ルノワール、ゴッホ、ゴーギャンなどの主だった印象派の作品が展示されていましたが、現在は企画展「自然と人のダイアローグ展」で展示中です。常設展では見ることができません。

もしお目当ての絵画がある場合、今現在どこに展示されているか確認してからのご来館をおすすめします。

それでも、普段展示されていない絵画を発見する千載一遇のチャンス!
美術館に行くだけでも、ひとときの非日常に心穏やかになれること、間違いなしです。

いまは「自然と人のダイアローグ展」開催中です↓

よろしければ、こちらもどうぞ。
私にとって、美術館デビューの場所です↓


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