かわいかった先輩を見守る後輩も、かわいかったよ
中学生の娘はバトミントン部に所属しています。週末になると、試合の応援に行くことが多くなりました。もちろん、選手として参加する日もあります。
みんなで応援に行くなんて熱心だなあと思っていたら、実際はほとんど審判をしているとのこと。なるほど!確かに審判の人手は不足しているので、納得です。
試合では、最低でも四人の審判が必要です。大会によって異なりますが、たいてい主審一人、線審二人、得点表係一人で、合計四人。
シングルスの場合、選手二人に対して審判四人という手厚い体制になります。負けた選手が審判に入りますが、それでも人数が足りません。そこで、選手でない部員(たいてい後輩)が応援と兼ねて審判のお手伝いをしているわけです。
ある日のこと。
女子ダブルスの試合に行ったら、娘の学校のチームが優勝!娘が応援した試合はすべて勝ったそうで、負け試合なし!それは応援も心底楽しかったろうに。
帰りのバスでは、優勝したペア二人だけが座席に座ったそうです。二人はバスの中ですぐ爆睡。それもそのはず。負けなしだった分、一日中試合しつづけて疲れ切っていたはず。バスに乗った途端、ふっと緊張がほぐれたようです。
娘は言いました「先輩二人の、寝顔がかわいかったよ」。二人は満足気に、嬉しそうな表情のまま眠っていたそうです。
おそろいのユニフォーム、おそろいの髪型、そしておそろいのラケット。すべてがかわいい。バスの中で、優勝したペアの寝顔を見守るチームメイトたちもまた、きっと幸せな気持ちだったと思うのです。
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