
『「若者」をやめて、「大人」を始める』と、大人になれるアメリカのジャズミュージシャンたちの話
『「若者」をやめて、「大人」を始める ー「成熟困難時代」をどう生きるか?』という本を友人が買っていたのをツイッターで見て、良さげなので気になっていた
そんな時に、著者の熊代亨さんによるこんな記事が流れてきた。
シロクマの屑籠 『「若者」をやめて、「大人」を始める──成熟困難時代をどう生きるか?』を出版します
サクッと読んでみたら、あー、やっぱり良さそうだなと。おそらく自分が今、読むといい本なんだろうなと。すぐさま書店で買って、空き時間に一気に読んでみたら、やっぱりとてもいい本だった。
◉「若者」をやめて、「大人」を始める
現代において、「若者のままでいることとはどういうことか」や「大人になることとはどういうことか」について、極めて常識的なことがとてもシンプルにわかりやすく、そして論理的に書いてあって、魔法の言葉のようなものは何も書いていないのだけど、でも、今、僕が思っていることの背中を押してくれるような本でもあった。だから、読んで良かったと思う。
特に僕のように音楽を中心としたカルチャーにどっぷり浸かって、生活の中心がカルチャーです、みたいな生活を10代のころからしてきて、そのまま年齢を重ねて、気付いたらおじさんになっていた、みたいな人のために書かれた本だと思う。
ここから先は
4,950字
この記事のみ
¥
500
面白かったら投げ銭をいただけるとうれしいです。