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やっぱり一日一食
私の食事の仕方は、
コロコロ変わる。
一人暮らしを始めた
20代の半ばに
玄米を食べ始め、
丸元淑生さんの
レシピで料理を作った。
スイス時代は、
お米より
パンやパスタが
中心になった。
小麦系が大好きで、
クロワッサンなら、
5個くらい、
平気で平らげた。
今、思えば、
小麦中毒だった。
再び玄米食を始めて、
朝からモリモリ
食べていた。
朝ご飯を抜くなんて、
考えられなかった。
その間もずっと
体重44.5kgは
変わらなかった。
それが、
50才を目の前にして、
体重が49kgまで増え、
体調がすぐれず、
冷え症も酷くなった。
そこで、
知ってはいたけど
実践したことのなかった
西式甲田療法を始めた。
16〜18時間
固形物を食べない
半日断食を中心に
青汁を毎日飲んで、
温冷浴もやった。
少しずつ、
でも、
劇的に身体が代わった。
体重が
44kgまで落ちた。
小さな頃から
悩まされた
扁桃腺炎が
起こらなくなり、
極度の冷え症
レイノー病も治った。
理由の分からない
左足のだるさや、
それに派生する
偏頭痛も
すっかりなくなった。
その時の
一日二食が
やがて、
一食になった。
食べ物も
ベジタリアンだったり。
マクロビだったり。
時には、
玄米と塩・ゴマだけで
何ヶ月も過ごした。
玄米を止めて、
オートミールばかり、
食べていたときもある。
日本に戻ってきてからは、
玄米やオーツで
一日一食と
ナッツや果物のおやつで
過ごしていた。
が、
ここ数ヶ月は、
一食分を、
11時と17時に
分けて食べていた。
なんだかその方が
身体にいいような気がして。
最初は、
一日に二回も
ご飯を食べられて
嬉しかった。
でも、
太った、
お腹が重い、
朝起きるのが辛い、
結果一日の予定が狂う
と、
良くないことばかり。
なので、
昼食だけの
一日一食に
戻した。
他には何も食べない、
という訳ではなくて、
お腹が空いたら、
煮干しやナッツを少し食べる。
夕方には
温泉卵を一つ食べる。
効果てきめん。
一日で体重が700g程減った。
お腹スッキリ。
朝の目覚めが快適。
日中の仕事もはかどる。
腸がキレイになると、
全てが上手くいくような気がする。
不思議なことに、
食べれば食べるほど
食べたくなる。
甲田医師が
「偽腹」
と呼んだ現象だ。
現代人は
食べ過ぎの生活に
慣れ過ぎて、
本当の「空腹」を知らない。
そのため、
胃腸が食べ物を
消化・排泄しきる前に、
また食べたくなる。
それが「偽腹」。
半日断食をしっかりやって
身体が本物の「空腹」
を体感すると、
逆説的に食欲が減る。
断食で整った身体が、
適量を教えてくれるから。
一人一人の
ベストな食事の仕方は
様々だ。
同じ人でも、
年令や
その時の状況で変わる。
その人が
その人にとっての
ベストな食生活を
常にアップデート
させていくしかない。
今の私には、
お昼の一汁一飯と
煮干しや、卵、ナッツの
スナックが
ベストのようだ。
貴方はどうですか?