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178 やっぱりサークルになって一人一人の声を聴き合う時間は大事だ

今日は、校内研修の時間のラストでした。
研究のまとめの時間です。「研究のまとめ」って何をどうすることなんだろう、ということをずっと考えていた1週間でした。とりあえずみんなで円になって座り、みんなの声が聞きたいな、とは考えていました。

とりあえず1年間で行ってきたことをリーフレットとしてまとめたので、それを見ながら1年間やってきたことを思い出してもらうことにしました。僕が思い出してほしいことは「同僚から何を学んだか」です。突然聞いても、うまく思い出せないだろうから、10分弱僕と相棒先生(一緒に異動してきた先生)で自分たちが同僚から何を学んだのかを2人で語っていきました。それを聞きながら「そういえば、そんなこともあったな」をそれぞれ思い出してもらいたい、と考えました。そして、思い出した「同僚からの学び」と「2023年度の気づきや問題意識」を一人ずつ話してもらいました。一人2分。一人一人の声を聞き合うこと自体が次年度へのバトンパスになるのではないか、と思ってそういう場にしました。

今年度同僚や子どもたちと過ごして感じた「2023年度の気づきや問題意識」は、この問い自体があんまり良くないせいで、話してほしかった内容とは少し異なりましたが、サークルになって一人一人話す場自体は、設定してとても良かったです。一人一人が感じていることを声に出すって大事だな、ってことがみんなで共有できた時間になったと思います。
お互いにフィードバックを言い合ったり、悩みを言ったり、誰のどんな行動がモチベーションになっているのかを伝えたりするのは、ぐっと込み上げてくるものがありました。

僕は、こんな話をしました。
東畑開人『ふつうの相談』(金剛出版、2023)の話をする。「ふつうに相談することが、そしてふつうに相談に乗ることが、心のエネルギーを回復してくれますよね。廊下や給湯室での雑談も含めて「ふつうの相談」を増やすことが、僕らの幸せを増やし、それがやがて教師の主体性の復権につながるのかもしれない、と考えています。

一人一人の声を聞くって改めていいな、と思った校内研修の時間になりました。

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