新社屋に移転し1年。仕事してみた結果
こんにちは、エレガントウッドの石井です。
昨年2023年5月GW明けに工場を移転し、夏に事務所が完成しました。工場移転よりちょうど一年、早いようで遅いような一年でした。
弊社エレガントウッドは社員含め15名の小さい会社です。移転後の敷地は、1600坪の敷地に6棟。規模は6倍以上になり移転後売上が過去最大になるという相乗効果?を生み出した内容を振り返りも含めてまとめてみました。
変わったこと(ビジュアル編)
大きい決断をした一年前。移転のタイミングで社名も変えました。ブランディングとしてロゴマーク、海外展開も加速しているのでElegant Wood Fontも作りました。
建物は敷地内に6つあり、各所の床にアイディンティティを入れております。アイディンティティは飾りではなく使うもの。当時から「使うものだから汚れていい」という思いがあり、いい感じの汚れぐらいに満足しています。汚れて剥がれているところはどうかと思っていますが。
広い事務所内に大きい植栽も入れています。でかい空間なので、ざっと数十名入れてプレゼンできます。
工場建物4つに屋根をガルバリウムに変更。正面は壁面と合わせて黒にしました。
北側のサインのところに植栽しました。
「4」の前の植栽は桜もあります。
植栽は、santaana-gardenにセレクトからお願いしました。いい感じです。
4月のお花見に桜がいい感じで咲いてくれました。お花見は、社員とその家族、取引先の協力業者、昨年インターシップで来てたアメリカ人とその友達のフランス人、弊社のネパールの子たちと盛り上がりだいぶ国際交流した感じになりました。
事務所がある「0」の屋根にはデカデカとロゴマークを入れました。Googleマップの更新を待ち侘びております。
事務所内のキャビネットは、オープンファクトリーの来場者向けに本やサンプルを並べていましたが、海外の展示会のパンフなどを並べ情報共有の場所に変わりました。ただいい感じに並べて見せるより、対話がいいので変化している気がします。
お酒の種類も増えました。いつでも飲めます。
変わったこと(働き方編)
移転前の状況
移転前の2023年1月ころから業者と打ち合わせを重ね、移転のスケジュールを組みました。どう考えても3週間、稼働を含めると約1ヶ月は完全に製作がストップする状況は避けられませんでした。
我々は在庫したものを注文時に送る、というスタンスではなく、受注生産の会社です。なので、数ヶ月、半年、数年というスパンをもとに打ち合わせを重ねた結果、納品に結びつくという内容のお仕事をさせてもらっています。製品もいろんな種類の製品が多く、デザイナーと打ち合わせして作るビスポーク(特注)がほとんどです。時間がかかる内容も少なくありません。
移転前の話も戻します。移転だし、作れないし、どうしようもないのは納品できない理由にならないので、対策として「3週間から1ヶ月は製作が止まってしまう」という内容と「納期に合わせて製作することが難しくなっていまう」ことを丁寧にお伝えし、早めに発注をいただくことをお話しさせてもらいました。結果、大きな納品トラブルもなく無事に移転を終えるわけですが、実は地獄でありました。製作が重なっているタイミングでは23時ぐらいまで工程をやらないと間に合わないという結果になり、見込み受注の案件は移転の話をするたびに受注になります。そうなると製作が増え(有難いお話しなんですが)、工程の組み替えなども多く、みんな心身ともに疲弊しておりました。中にはもう限界、退社を考えてます、も話が上がるほど。当然です。中には受注をお断りする内容もありましたが、全部が全部そういうわけにも行きませんでした。
移転後から現在
モノを作るのは、人。会社を作るのも、人です。そして、移転前のタイミングとはいえ、働くことにこれだけ疲弊しまくるのはいかがものか、という気持ちが高まり、同じ過ちを繰り返さない体質の改善が必要と考えていました。
5月GW以降から「売り上げが減ってもやろう!」という気持ちで大きな施策を決断をしました。施策の結果、通年通常であれば1ヶ月少ないのに、移転の年の売り上げは過去最大になり、目標値を達成する内容になりました。
施策が成功したのは、素敵な施策が出てきたことだけじゃなく、みなさんの意識変革、変わっていこうという気持ちがあったからこそ実現した結果です。「人って変われるものだな」と改めて実感しました。正直簡単ではなく個人個人の受け止めようでも変わってきます。だから芯から伝え、やり続けてきた結果が出始めていると感じます。
現時点で半期(弊社は9月末決算)が終わりまだ進化しています。課題はゼロになったわけではないのですが、一年前より格段に働く環境改善ができた一年でした。
学んだこと、気づいたこと
当然、ビジュアルやブランディングも大事なのですが、一番は働く人たちが一番なんだと感じます。よく見せようとして背伸びして無理をすることよりも、ちゃんと向き合うことで見えてなかったことに気がついた一年だった気がします。
以前、ある会社の方より「代表の出張が多いけど会社は大丈夫なの」と聞かれることがあり、私的に?となるシチュエーションがありました。会社って代表がいないと会社が回らないのか?代表が会社にいた方が安心か?と疑問に思ったことあったので、営業のメンバーに「海外出張でこれだけいないけど」と伝えらたら、「?(なにをいまさら?何を確認してるの?)」って反応でした。
自社のことを私が書いても伝わらないんのですが、弊社のメンバーは意識が高い。だから出荷に向けての工程管理、サンプルの重要性、見積りの対応や判断などしっかりしています。私が下す日常の業務での判断がないのです。むしろ、会社には「上下関係なく言いたいことを言う」という考え方と働き方があり、私個人的にも「代表は偉くないから、社長と言わないで」と言っていることもあり、最近はだいぶあれこれダメ出しされることが増えています。
なので結論、任せられた実務範囲を責任意識高くこなすという個人スキルが以前よりさらに向上していることがあるので、不安がなく安心して海外へも出張もこなせるようになっています。
言葉が変わってきたこと
「売り上げが減ってもやろう!」という気持ちで始めた施策ですが、働き方だけではなく、気持ちの変化もありました。以前からみんなには「自分たちがカタチにして納める案件は素晴らしい」と言っていますが、ブレずに想ってることの一つでこれからも不変です。以前は多忙すぎてなかなか納品後の現場に行けずでしたが、最近は職人と一緒にいくシチュエーションも増えてきました。これからも続けていきたいことだと感じます。
言葉の変化は、「海外に挑戦したい」でしたが「どこまで行けるかやってみる」に変わってきました。挑戦してるからそう変わってきてるのか、わかりませんが、シンプルでわかりやすい!先がある。と勝手に乱用していますが、実際そういうことです。
インターンシップも来ています
新卒は当然職場で働いたことないことがほとんど。どんな環境で仕事をするのかなど検討もつきません。どんな仕事内容かもわかりません。なので、弊社は納得するまで働いてみたら?ということを推奨しています(日給制度)。やってみないとわからないです。
IDREIT の求人記事です
https://idreit.com/jp/article/job/2024/03/interview-elegantwood
今は共有と共感の時代と思っています。一緒に働いて汗を流し、苦労も喜びも感じられる仲間を募集しています。
まずは一年を通じて大きく変わったと思う職場の空気感味わいに来ませんか?
それとサラッと施策のことを書いてますが、具体をお聞きになりたい方弊社に遊びにお越しください。