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小椋 渦
2024年1月14日 22:05
風が枝から葉を払い春を迎える支度をする今日は綺麗な冬の空あらゆる兆しを感じながら僕は僕だけが変わらないことに焦る風が木の葉を巻き上げて冬を連れていく今日は綺麗な冬の空あらゆる兆しを感じながら僕は僕が萌芽するまで寄り添う
2024年1月12日 00:40
とても懐かしい感じがするあの頃の希望に満ちたあの春の日のあの夕暮れのあの自分今日、心が死んだ。
2023年9月10日 00:42
憎しみとは錆びである。時と共に侵食し、その身を覆い尽くす。
2023年12月9日 19:45
体ばかりが大きくなって今でも心は子供のままで部屋で蹲って泣いている淋しさとだけ身を寄せて僕はずっと子供のままか逃げて疲れてまた泣いてそれでも日々は続いてく枯れて萎れてまた朽ちてそれでも日々は続いてく過去の苦しみは終わらず僕の心の奥から来襲する不安は喚起し神経は震え理由もわからず涙を流す苦しみや痛みの朝が来て僕はまた漂うだけの一日平日の昼間の住宅街ではその静謐に
2023年6月18日 20:16
渦巻く風に揺れる草花の影時代の記憶を舞いあげて幼少期の声に涙する遠くの森の闇の中から太古の巨大な生き物がこちらを睨んで潜んでる思想の眠る昼下がり田の畦を歩いて風の精霊の嘶きを聴いた陽射しが誘う眩暈の中で私は悲痛に叫んだなぜだ!なぜだ!収束黝い夜が稲の間に染み渡る田の畦に立ち凛とした夜の風が田の面を揺らした僕は風の声を聴いたのだ星々に隠された世界の秘
2023年5月2日 18:49
夜の瀬にみる切なさは僕を優しく愛撫する彷徨う僕にも進む生惨めに満ちる幸と嫌悪諦念の先にある暮らし悲しくなるのは信じた未来街は目覚めて陰鬱だ僕は夜の遺失物
2023年3月30日 15:33
震える神経で歌う叙情些細なことに掻き乱されて曖昧なものはそのまま君の目を見て未来を思う君の目を見て未来を思う寂しさ隠して笑うだけ寂しさ隠して笑うだけ酔えない僕の強がりか月夜の樹影に鳴り響く魂の叫び声を聴くその声に遠い記憶が揺れているかつての僕が思い描いた未来