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小椋 渦
2023年2月14日 00:26
私が死ぬべき理由を書いたたくさん理由を並べて皆にわかりやすく余すことなく全て書いた私が死ぬべき理由を書いた何枚も何行も書いたけれど私は生きていたいそう思えたことが私の誇り時が経てば理由もなく私は必ず死ぬのです時が経てば理由もなく私は必ず消えるのです等しく灰になるのなら図々しく生きてみます生まれてきたことを呪っても図々しく生きてみます
2023年2月13日 22:28
皆が見ている麗らかな空が僕には全く見えません僕の淀んだ瞳にはどうにも光は届きませんそちら側で生きていたいと思うほど僕の所在はわからなくなりますこの苦しみも悪くないと思うほど僕の心に穴が開くのです険しい冬にようやく慣れたころ雨と晴れを繰り返します丸裸の森が好きになったのに蕾は膨らみ出します苦悩を歌にしなけりゃ伝えられないそんなに虚しいことはないその狂気に沈みゆく僕の
2023年2月3日 18:40
木々に囲まれ断罪される今しも獣は目を光らせるヘドロな涙に揺らぐ月僕らはともかく罪人だ木々に囲まれ判決がくだる真の罪人は神だった五月に響く夢の歌僕らは夜に許された