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【つれづれ】メモ書き失礼。『NOKIA 復活の軌跡』を読んだ

『NOKIA 復活の軌跡』を読んだ。NOKIAがどうやって復活したのかというと、価値のあるタイミングでメイン事業である携帯電話事業をマイクロソフトに売却し、シーメンスとの合弁会社であった通信ネットワーク会社を買収したことで、勝てる組織に立て直した模様。

結果だけ聞くと切り離して、外から持ってくれば復活できるよね、と思うかもしれないが、それを実現する流れや考え方などかなり勉強になりました。(ちなみに何をもって復活というのか、という議論はしません。)

その中で、一番ダイジであったと思ったのは、変化の激しい時代、追い込まれた状況、変革のタイミングだからこそ、シナリオ思考で丁寧に起こりうるシナリオを議論する、ということ。選択肢は常に自分たちにある。こうしたことを役員たちは話すんだな、というのと、追い込まれている状況で自分たちの最善の道を探すために、確率の低いプランや悪いシナリオにも丁寧に考えるという胆力は凄まじいと思う。並のメンバーたちだけでは、派閥争いや落とし合い、足の引っ張り合いになりかねない。

以上。

そして以下にも、ざっくばらんにメモ書きしておきます。ではでは。

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- 社外取締役も会社のことを知るのに1年ぐらいかかるそう。やっぱりそうなんですね。月に1回しか定例MTGをしないなら、どれだけ理解しているのか、と思ってましたが、時間がかかるよう。

- シナリオ思考、初めて知りましたがダイジですね。これから起こるシナリオをベスト、ワースト、標準などといくつかのケースを事前に考え、それにどう対応するかをしっかり考えるというもの。わかっててもそこまでやらないでしょうし、特にコストの高い役員会で、考えても意味がないかもしれないシナリオに徹底的にみんなで頭を突き合わせて考えるなんて、会社によってはすぐ議題を変えられそうと思ってしまう。それをやり切ったんですね。

- 社外取締役だったときと会長になったときで役員会でのアジェンダを変えたのと、やはり社外取締役ではわからなかったことがわかったとのこと。前述と矛盾するが、立ち位置により見えるものが違うそう。

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