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ボディシェイミング

自粛期間中にかなり痩せた私の友達が昨日、久しぶりにバイトの配達で会ったマスターに「前は顔パンパンやったのに妊娠中絶でもしたんか」と笑いながら言われたそうです。言われた時に彼女は戸惑いながらも「そんなことないですよ」と言ってその場では軽く流したものの、帰宅後よくよく考えてみたら失礼すぎるし本当に傷ついたと言ってました。私もこの話を聞いた時はここまで無礼な人が世の中にいるのかと衝撃を受けたし、私の大事な友達がこんなことを経験しなくちゃならなかったことに対して申し訳なく思いました。

ここまでひどいことを言う人はごく稀ですが、人の見た目について平気で言いたい放題言う人は結構いますよね。

私自身痩せやすく太りやすい体質で、1年に7-8kgの増減は普通です。毎年、なんなら毎月、自分の体型について他人から(友達含め家族からも)とやかく言われてきました。太ったら「え、なんか太ったよな(笑)」と突っ込まれ、痩せたら痩せたで「ちゃんと食べてる?」と聞かれます。そんなん太ったり痩せたりしたことなんか自分がいちばんわかってるじゃないですか。指摘される度になんでお前にいちいち言われなあかんねんと思いながら、こいつとはいずれ縁を切ってやろうと心に誓います。

実際、ボディシェイミングはそこら中で蔓延しています。ボディシェイミングとは人様の外見について本人または他人の前で批判することだけでなく、自分自身の体型を人の体型と比べて自分で批判することも含みます。(あの子と比べて私はブサイク、私の肩幅は広い。など)

海外では歌手のデミ・ロバート、ビリー・アイリッシュをはじめ、「Good Place」のジャミーラ・ジャミル、「Riverdale」のリリー・レインハートなどがボディシェイミングに対しかなり声を上げています。日本と比べてSelf Love(セルフラブ:ありのまま自分を受け入れ愛すること)やダイバーシティを尊重するという動きは活発であるように見受けられます。

海外でももちろん、摂食障害や整形中毒、自分の外見を受け入れられずうつ病で苦しんでいる方はたくさんいます。ですが日本と比べてかなり「ありのままの自分/他人を受け入れる」という考えが世間的に盛り上がっているような気がします。逆に今この時代、社会的な風潮に反するとこぞって叩かれるので体裁を保つためにポジティブなムーブメントに乗っかってる企業や有名人も多いと思いますが、それでも影響力はかなりありますよね。下のツイートは、最近非常に話題になったトランスジェンダー女性をモデルとしたカルバンクラインの広告です。

日本でももちろん、水原希子ちゃんやフワちゃんのように声を上げている芸能人、インフルエンサーはいます。ピーチジョンもいろんな体型、年齢のモデルを採用していて初めてみた時には感動しました。

それでも日本は、元々ふくよかな人の数が少なめということもあると思いますが、まだまだ比較的大きな体をしている人に対して閉鎖的で、「自己管理がなっていない」などと批判的な目で見る人は少なくありません(日本と比べて海外のほうが進んでいると言っているわけではありません。もちろんどこの地域でも大柄な人は採用されにくいなどということが未だにありますよね。)また、整形情報を共有したり過度なダイエットを促進するようなTwitterアカウントやYouTubeチャンネルが異常に多い気がします。整形やダイエットに励むことはもちろん個人の自由だし、理想の姿に近づくために努力する姿は本当に美しいと思うし尊敬します。ですがこの現代の風潮に少なからず身体的にも精神的にも影響を受けている日本の若者は多いはずです。

ある日本人の人気YouTuberは見た目がいい方が意見が通りやすいため整形したと発言されていて、正直打ちのめされました。小さい頃から感じていた、容姿の良い人が与える周りへの影響力や立場の強さは、気のせいなんかじゃなくてみんな感じていたことなんだと。結局世間ってそんなもんなのかな、顔が良かったりスタイルがよかったりオシャレじゃないと不利なんだなと落ち込みました。

でもある時大学の仲の良い友達が、人の見た目に対してとやかく言ったり外見だけで人を判断するようなかわいそうな人にはなりたくないし、そんな人たちとはつるみたくないと言っていて、いやまじで間違いないと思いました。ある一定数そういう人が世の中にいることには変わりなくて、それを私たちが変えれるかというとそれは不可能なんですよね。自分たちが結局つるむ人を変えない限りしんどいのは私たちで、人間は周りの環境にめちゃくちゃ影響されやすい生き物なのでやっぱり自分から離れていくしか方法はないんですよね。

結局何が言いたいのかよくわからないnoteになってしまいました。このトピックについては思うことがありすぎて、自分の考えや思いを的確に言葉にして表すことに、時間はかかるわ、話はまとまらないわ、最悪です(笑)でも私は普段から日記も書かないのでnoteがなかったら一生考えをまとめずに過ごしていったはずです。

私は今でも自分の体型には自信がないし、可愛くないと思うし、実際本当に死にたくなるときだってあります。ていうか大体毎日そんな感じです。なにか嫌なことがあったら本当に意味がわからないくらい暴食してしまうしそれでまた悲しくなります。私だけじゃなくて多くの人は経験したことがあると思います。それこそ、指を突っ込んで無理やり吐いたり、異常な量の下剤を飲んで出そうとする人もいると思います。気持ち、めちゃくちゃわかります。

嫌なことがあったり食欲が止まらないのなら食べたいもの、それが不健康なものであっても、気の済むまで食べればいい。けどそのあと自己嫌悪に陥らないでほしい。そんな日、そんな週、そんな時期、そんな年くらいあってもいいと思う。とにかく重要なことは理想の自分じゃないからって自分を責めないことです。

夜だったら誰も自分の体型に気づかないから好きな音楽を外をプラプラしてみてもいいかもしれない。もしできるなら周りの人を頼ってみてもいいかもしれない。意外と助けを求めたら手を差し伸べてくれる人はいっぱいいます。世界は思ったより厳しくないです。私だってあなたの味方です。

近い将来に、先ほども少し述べましたが、ボディシェイミングについて声を上げている芸能人や企業、そして気持ちが少しでも楽になれそうな曲や動画をシェアしてみたいと思います。

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