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#心理学 で #ちむどんどん 先週の朝ドラの見どころは?

こんにちは、なかえりです。

7月ももう終わりですね!最後に #心理学#ちむどんどん シリーズをまとめていきたいと思います。

先週はですね…。内容が薄〜く、う〜ん、どうやって心理学で切り込むか悩んだのですが、突っ込むところはたくさんありました(笑)!


月曜日はちょっと期待していました(笑)

暢子や和彦の結婚を反対する「壁」として、重子(鈴木保奈美)さんが圧倒的オーラで登場。

これまで、大した「苦悩」もなく生きてきた主人公が、ようやく大きな壁にぶつかり、「苦悩」を覚えるか?そんな期待をした瞬間でした。

そうなんです。他の視聴者の皆さまも感じてはいると思うのですが、このちむどんどんという物語、どこか違和感を感じてしまうのは、主人公があまりに能天気すぎるのです。

ポジティブすぎて、人として当然もっているはずのネガティブな面が見えない。

陰陽併せ持つのが人のまことなのに、「明るく強く生きる」顔の奥にある、「悩んで苦しみ弱い」顔がほぼ見えない。

だから、物語が薄っぺらくて、ヒロインに共感する人が少ないのだと。

でも、重子さんの登場によって、ヒロインの悩み苦しむ顔が見えるかな?と、ちょっと期待したのでした。


「諦めない」は「我を通す」ことではないぞ!

もちろん、諦めないことは大切です。でも姉妹揃って「諦めない」というスローガンのもとに「我を通している」ように感じた方もいらっしゃったのでは?

なんでこういう印象を受けるかな〜?と私なりに色々考えていたのですが、「自分を貫くため」に、「他人を変えようとしている」のが、どうしても気になってしまうのですよね。

「私はこうありたいの、だからあなたはこうして」と他人に要請している点が「我を通している」という印象に繋がったのだと思います。


嫌われた時に「一番してはいけないこと」を見事にやっている主人公たち。

これは先週の一番重要な心理学的ポイントかなと思います。

「他人のフリ見て、我がフリ直せ」反面教師に使える、とても良い例ですので詳しく解説しますね。

重子さんの結婚に反対する気持ちを、なんとか変えようと、暢子と和彦は奮闘します。

美味しい料理を届けて、気持ちを変えようとしたり。
和彦が暢子の良さを理解してもらおうとしたり。

でも、マインド心理学的には、嫌がる相手と距離を詰めようとすると、余計に相手は嫌がります。実はこれ、まったくの逆効果。

大切なのは、相手の「嫌」を尊重して、そっと距離をあけてあげること。相手の「嫌」を「好き」に無理に変えようとしないこと。

「あ、お母さんは暢子が嫌いなのね。わかった、じゃあ、あんまりお母さんに暢子を近づけないようにするよ」

こう対応すれば、重子さんもストレスを感じませんし、嫌悪はそれ以上増大しません。重子さんも、自分の「嫌」を尊重してもらえると、まだ考え直す余裕が生まれるってもの。

よく嫁姑問題がこじれるのは、嫌なのに距離を開けないから。

むしろ一番やってはいけないのは、

嫌がられている方がなんとか好かれようと、距離を縮めようとしたり、相手をヘタに敬って下から出てしまうこと。

これをやってしまうと、

・相手の嫌悪は増大する
・下手に下から出ることで、相手に上位のパワーを与えてしまう
・優劣関係ができる結果、相手が上から目線で偉そうにしたり、傲慢になったりする
・対等な関係が築けず、歪んだ優劣関係になる
・ヘタするとイジメやハラスメントに発展する

と、こういう構図が出来上がってしまうわけです。

これは嫁姑だけでなく、上司と部下、夫婦など、あらゆる人間関係で散見される現象です。

なんでこんな構図ができあがってしまうかと言えば、みんな、仲良くしなければならないと、思い込んでいるのです。

あ、大切なのでもう一度言います。

『みんな、仲良くしなければならないと、思い込んでいる』

究極の話、仲良くしない方がうまくいく人間関係も世の中にはあるってこと。

【みんな仲良し】はもちろん理想だけど、それは理想論でしかありません。

お互い距離をあけている方がうまくいく関係性も、人間だからあるのです。好き嫌いがある人間である限り、これは避けられないと思った方がいいでしょう。

例えば、仲の悪い夫婦が、お互いに関わらないようにしたら、喧嘩が減って、夫婦関係はスムーズにいくようになった。

そんな例、ゴロゴロありますよね?

もし、嫌がられたら
「嫌がってくれて結構。別に無理して仲良くなる必要もない」
これぐらいの気持ちで接した方が、結果として、関係性はうまくいきます。

これは、誰かから嫌われた時に使える、とても大切な人間関係のポイント。自分が嫌う時はまた別ですけどね。

暢子と和彦が見事に反面教師をしてくれていたので、思わず熱く語ってしまいました(笑)


和彦くんの反面教師っぷりが止まらない

そして和彦くん。あなたはもう一つ反面教師をしましたね。

「お母さんの子供に産まれて後悔している」
「お母さんのような女性は嫌だ」ですって?

お母さんが反対するからって、なんで絶対に言ってはいけないことを言ってしまうのかね。

いくらなんでも、それは人として言っちゃあいけませんよ。それは、お母さんの生き方、尊厳まで傷つけてしまう言葉です。

自分の思い通りにならないから、腹をたてて、相手を攻撃して、傷つけてしまう。

まるで、おもちゃを買ってもらえない子供が、ママなんか大嫌い!と泣きわめいているのと同じ。

「君は子供か!」とここに怒りの言葉を付け加えておきます(苦笑)


結局、あまり深掘りせずに急展開が続きそう・・・

あれ?もしかして、もう問題は解決しそう?

せっかく、重子さんという存在のおかげで、暢子と和彦は人間的に成長できるかな?と期待していたのですが、どうやら物語はそうはならなさそうです。

う〜ん。主人公たちがもっと人間的に成長できるよう、もうちょっと、辛い経験をさせて話を深めて欲しいところ…。そんな簡単に、壁を乗り越えさせないで!と個人的には願っているのですが。

来週は「やさぐれた元同僚」が騒動を起こすようです。さて、どうなることやら…ちむどんどんしたいなあ。


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なかえり@ブッダ心理学コーチ
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