マインド心理学開発ストーリー:人生のどん底から幸福体質を手に入れたリアルな話
こんにちは、なかえりです。
実はつい4年ほど前まで、私は人生のどん底にいました。「もう何も感じたくない」「何も考えたくない」と内にこもって、引きこもる日々。
でも、自分のマインドを変えることで、どん底からここまで這いあがってきました。そんな体験談をここに綴りたいと思います。
全然キラキラしてなくて、泥のような過去なので、お恥ずかしいのですが…今、苦しみを抱えている誰かのご参考になればと思います。
✅マインド心理学は「私は貝になりたい」から生まれた
マインド心理学はどのように生まれたのか?
マインド心理学は、私が人生の底をみている時に生まれました。今にして思えば、うつ状態になっていたのだと思います。
映画で見た主人公と同様「何も感じず、何も考えず、海の底にただじっとしている貝、私はそんな貝のようになりたい」
当時の私のメンタルはそんな状態でどん底。そして社会と接するのを避けて、2年ほど仕事もせずに引きこもっていたのです。
その間、ずっと考えていました。なぜ、自分はこんなにも人生がうまくいかないのだろう、何が原因なんだろうって。
仏教ではすべては因果律に基づいて起きると考えられています。
直接的原因(因)もあれば間接的原因(縁)もあるけど、何も原因がなくて、こんなに不幸になるわけがない。何か自分に原因があるはずだ、そう思ったのです。
そんなことをずっと考えていて、急にひらめいたのが、マインド心理学の第一法則「マインドの構造」です。
私は貝になりたい、そのワケ。
実は最初の結婚は、アルコール依存の方とでした。
日本にいても絶対よくならない。環境をガラッと変えて、2人でまったく新たな人生をやり直したい。そんな思いで、シンガポールへと移住して起業したのです。
でも、全然ビジネスはうまくいきませんでした。出資した資本金を食いつぶし、用意した3,000万はあっという間に消えていきました。
そんな現実から逃避したかったのでしょう。彼のアルコール依存はますます悪化し、私も耐えられなくなって、離婚を切り出しました。すると、彼は自殺未遂してしまったのです。
英語も話せない人だったので、急遽、帰国して入院治療することに。
彼が落ち着いた時に「これからどうしたい?」と聞きました。すると、彼は再婚だったのですが「子供達(前妻の子)と一緒に暮らしたい」と泣きながら言われました。
ショックだったのですが「ああ、それが彼にとって一番幸せなのかもな」と妙に納得している自分もいて。やっぱり、血を分けた子供には叶わないですよね。私との離婚を条件に、彼は子供達と暮らすことが許されて、戻っていきました。
離婚だけでは済まず、災難は続く。
離婚した私は、シンガポールのビジネスを閉めるため、ひとりシンガポールに残って、帰国したのは1年後でした。
そんな意気消沈している私に追い討ちをかけるように、今度は癌になってしまったのです。乳がんの再発でした。本当は、嫌で嫌で仕方なかったのですが、命には変えられないので、全摘手術を受けました。
実はそれまで、自分に起きているショックな出来事が、現実のものとは受け止めきれていなかったのです。離婚も、廃業も、どこかボーっと悪夢をみているような感覚でした。
でも、全摘して無くなった自分の胸を、リアルに目の当たりにした時、初めてこれはすべて現実なんだと、思い知らされたのです。家族も、仕事も、お金も、胸も、全部失ったのだと。
一気に突き落とされた気がして、泣き叫びました。そのショックが大きかったのか、今度は潰瘍性大腸炎に。もう心も身体もボロボロでした。
その時、過去に映画で見た「私は貝になりたい」、その主人公の気持ちが本当にわかって。もう何も感じたくない、何も考えたくない、できるなら、海の底でただじっと生きている貝のようになりたいと。心からそう願いました。
メンタルヘルスの専門家でしたので、ただじっと生きている貝のようになることが、自分の心と身体のエネルギーを回復するためにも、必要だということは分かっていました。
何もかもがうまくいってなくて、人生に疲れ果ててました。そんなメンタルダウンもあって、休養のために、引きこもったのです。
引きこもっている間にマインドの研究を開始
自分の人生がこんなにうまくいかないのは、絶対に何か理由があるはずだ、とずっと考えていました。そして、お遍路参りに行って、手をあわせて拝んでいた時、急に気がついたのです。「自分は我欲だらけだから、こんなに不幸なのでは?」と。
そして閃いたのが、マインド心理学の第一法則となる「マインドの構造」です。それからというものの、自分の人生に起きた不幸や、辛い出来事を、なぜそれが起きたのか全部分析しました。そして分かったのです。自分のマインドが、悩みごとや、よくない出来事を生み出していたのだと。
離婚になったのも当然、ビジネスがうまくいかなかったのも当然だと思いました。すべて、自分のマインドが原因。
そんな分析を繰り返しながら、仏教と心理学を融合し、「心と幸不幸の因果関係」を体系化したのがマインド心理学です。そこからさらに、「自分が幸せになれるように、自分の心をマネジメントする」-そんなマインドマネジメントの技術を開発しました。
✅心が変われば、幸せはやってくる
マインド心理学によって起きた変化
幸福も不幸も、すべては自分の心によってつくられる。そう分かってからは、マインド心理学の第一法則を基準に物事を判断するようになりました。
だから「このマインドで動いたら、物事は悪い方向へ動くな」とか「悩みが深くなっているのは、このマインドが原因だ」など、自分で正しい判断ができるように。
人生を幸せに生きるための、正しい指針となる「心の羅針盤」を手に入れたように思います。
また、マインドマネジメントによって、自分の心をセルフコントロールできるようになったことで、穏やかで平安な心を保てるようになりました。
もともと癇癪もちなのですが(苦笑)、キレることも減りましたし、HSP特有の繊細で他人に気を使いすぎることもなくなったように思います。感情的で喜怒哀楽が激しかったのも、随分と穏やかになったと思います。
マインド心理学やマインドマネジメントを、この世に役立てるために
結局、不幸なマインドを持つから不幸になるし、幸せなマインドを持つから幸せなのです。世の中は因果律にのっとって回っているので、すべては自分次第。だったら、自分が幸せになれるようなマインドを持った方がいい。
マインド心理学は幸せに生きるための「心の指針」、マインドマネジメントは心を正しく取り扱うための「トリセツ」のようなものです。
マインドを上手に取り扱うことができれば、不思議なぐらい、人生がうまく回り始めます。私自身「マインドによってこんなにも幸福体質になれるのか」と実感しています。
今となっては、この辛かった経験にも感謝しています。だって、この経験がなければ、今もずっと不幸なマインドのままだったと思いますから。この経験があったからこそ、今、こんなにも幸福マインドでいることができるのだと思います。
今、私にできることは、多くの方が幸福体質になれるよう「強く幸せになれるマインド術」を伝えていくことだと思っています。ネガティブなんかに負けないマインドで、人生を幸せに生きてほしい。微力ながら、そんなお手伝いができればと思っています。
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