他人へのプライベートの詮索はやめた方がいい、その理由
こんにちは、マインド心理学カウンセラーの仲 恵里です。
こんなモヤっとした経験ありませんか?
・まだ結婚しないの?
・お子さんどうするの?
・離婚したの?なんで?
このよくある言動、もしかすると一種のハラスメントになるかもしれません。
以前LGBTQダイバーシティ研修のコンテンツを作っていた時に、性的指向・性自認に関するハラスメント「SOGIハラ」なるものの存在を知ったのですが、「彼女いるの?」「結婚はしているの?」等のプライベートの詮索もSOGIハラにあたるらしいのです。
LGBTQの方にとってプライベートをごちゃごちゃ詮索されるのは苦痛だというのがその理由ですが、これってLGBTQではないストレートの人にとってもそうじゃない?と思った訳で、なんだかモヤっとしたのです。
少なくとも私は「結婚は?お子さんは?」と訊かれると「ほっといてくれ」と思っていたタイプなので(笑)
私は39歳〜45歳の間で2回結婚して、1回離婚しているという、なんとも”慌ただしい”経験の持ち主なのですが、先に述べたようなことはずっと言われていたような気がします(当時はスルーしてましたけど)
もうすぐ40歳という大台に乗るまで、ひとり自由気ままに好きな仕事して「もし、いい人がいたら結婚しよう」と婚活もせずに呑気に構えていた私は、ずーっと事あるごとに周囲から言われ続けていたのです。
「結婚はしてるの?」
「結婚はしないの?」
「恋人はいるの?」
「理想が高すぎるんじゃない?」
1人目を見ていただければ分かると思いますが、理想は高くありません(笑)
そして挙句の果てに
「結婚できないって何か問題あるのでは・・・」
ほっといてくれ!自分の心配しろ!と言いたいところですが、そんなことを言うものなら「ほら〜気が強いから結婚できないのよ〜」とか格好の餌食になりそうなので、ニコやかに黙っていたのでした(苦笑)
そして結婚したら結婚したで「結婚できてよかったね〜!」
うん?結婚できて??別に結婚する相手とめぐり合ってなかっただけなのに、ずっと”結婚できなかった”みたいに言われ、いちいち気に触るな〜と思ったのを、覚えています(苦笑)
そして離婚したら離婚したで「え〜、どうして〜?何があったの〜?大変じゃない?」と、さも可哀想な人のように気遣われ「なんでも相談にのるから言ってね」と。この人とそんなに仲良かったかな?と謎に思いつつ、まあ「他人の不幸は蜜の味」ってやつですよね。
そしてその後、程なくして再婚した訳ですが「え〜、また結婚するの?」となぜか苦言のように言われ(苦笑)しかも「また」ってなんですか「また」って。言葉に気をつけてくださいよ、あなた。
つまり、私が言いたいのはですね。
結婚しなかったら詮索され、離婚したら詮索され、再婚したら「また結婚?」と言われるという…。しかも「結婚=善」「離婚=悪」「再婚=懲りてない」と、独自のバイアスを押し付けてくる。
ほっといてくれ!自分の心配しろ!(笑)なわけですが、世の中には他人のプライベートに興味をもつ人が一定数いて、ねほりはほり口出ししてくるのですよね。
***
これは私のケースですが、皆さまも似たような経験ありませんか?
本人からカミングアウトする分にはいいですが、プライベートの詮索ってあまり気分良くないですよね。
そして大事なこと。実は勘違いしている方が多いのですが、関係性をつくるために相手のプライベートまで理解し合う必要があるわけじゃないのです。相手を理解する上での参考にはなるけど、それを知ったからと言って、相手を本当に理解することにはならない。むしろ、ちょっとプライベートを知っているからって、相手のことを知った気になんてならない方がいい。
だからLGBTQだけに限らず、あらゆる他人へのプライベートの詮索はやめた方がいい。そんなことを、ハラスメント研修をつくりながら考えていたのでした^_^
マインド心理学カウンセラー仲 恵里
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