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#35 人生の課題に黙々と応えつづける人〜マインドの法則

夫の辞令がおりた。

次の新天地は本店だ。それは嬉しい事だが、彼にとっては少し複雑なようだ。なぜなら、彼は現場で走り回ってるのが大好きな人だから。本当に営業が好きで、現場が好きな人。普通、プレイングマネージャーなんて、しんどくてやってられるかって思うはずなのに、彼はそのバタバタしているのが好きみたいだ。そんな彼が、少し落ち着いて仕事ができそうな部署に異動となった。実際に行ってみないと、どうなるかわからないけど。でも、彼は現場を離れることを、少し残念に思っているようだ。

そんな彼を、私は偉いなぁといつも思う。働き始めてからずっと、皆勤賞で仕事をしている。社会人になってから1日も休んだことがない。そして、常に転勤の繰り返し。こっちに行け、あっちに行けと、なんだかよく分からないキャリアプランで移動を繰り返す。業務も様々だ。この仕事をしろと言われればそれをするし、次はこれをやれと言われればそれをする。できない部下が来たら尻拭いをし、変な上司が来てもきちんと受け入れる。

私は彼ほど忍耐強い人を見たことがない。また、彼ほど我を出さない人を見たことがない。自分の運命の流れに従って、周りからの要求にひたすら真面目に応え続ける。彼の生き方はそんな生き方だ。一言でいうと「与えられた課題に黙々と応え続ける生き方」。

もっと自己主張してもいいのに、あまり我を出さない。もっとこういう仕事がしたい、こういう部署に行きたい、などと言っても良いものだが、彼はそういうことを言わない。ただ営業が好き、お客さまと接しているのが好き、それぐらいだ。でも、現場から離れろと言われれば離れる。もう管理職だから仕方ないのだと。

私は、彼の我を出さずにできることを黙々とやる、課題に黙々と応え続ける、そういう姿勢に惚れたのかもしれない。なぜなら、過去の私はその間逆であったから。過去の私は我がまま丸出しで、もっとあーしたい、こーしたいと、そういう生き方をしていた。いくら運命の流れに逆らったとしても、自分がそうしたいと思ったら、一切妥協せず、我を通していた。与えられた課題に応えるどころか、クレームをつけていた。私は昔、そんな生き方だった。

ただ彼と出会って、彼のあまりにも謙虚に、運命の流れに逆らわず、与えられた課題に黙々と応え続ける、そういう姿勢を見て、私は我を振り返った。私はなんて謙虚さがないんだろう。私はなんて我がままなんだろうと。

仕事をいただけるだけでありがたいこと。何かを望まれるだけでありがたいこと。彼はそういう人だ。だから、衝撃を受けたのだ。世の中には、こんなに立派な人がいるのかと。私は彼の真面目で、謙虚で、我を出さずに、与えられた課題に黙々と応え続ける、そんな生きる姿勢を尊敬している。

きっと彼みたいな人がいるから、世の中がきちんと回るのだろう。世の中、私みたいな我がままな人ばかりだったら、それこそ大混乱だ。

#マインドの法則 #幸福論 #尊敬する生き方 #働き方 #最近の学び
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