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手書きの詩 「黒い雲が落ちていく」

ジョージア語バスク語での手書きの詩人です。これが10作目の詩。両言語の知識がゼロからはじめています。日本語で作ったらAIテクノロジーを使ってささっと翻訳。令和の時代には、言語の壁はありません。翻訳の出来具合が気にはなるけど、判断できないから気にしてもしょうがない。AIを信じています。

前回はハンガンさんをトリビュートした詩でした。ノーベル賞の授賞式も終わり、私は元の素人詩人活動に戻ります。

仕事の疲れ→詩

私は平日の九時から五時まで会社員として、中間管理職に勤しんでいます。仕事に疲れた先に詩がありました。


会社事務所の窓がある給湯スペースで休憩をしていたら、
「〇〇さん(私の本名)、どうしたんですか、遠い目をして」と声をかけられた。
「ああ・・・ 紅茶、抽出するの、待ってるんです」と私。しどろもどろ。
「遠くを見てるから、心配になって、つい声をかけちゃいました」何と素晴らしい人でしょう。理想の同僚じゃないですか。
「金曜日ですから、得体の知れない疲れが溜まってます。早く帰りたい」どうにか現実世界に戻った私。
「今日は早く帰りましょう。私なんて朝から、帰りにどんなビールを買うか、そればっかり考えてて、仕事に集中できてないですから」

この後、濃く出た紅茶を飲みながら、窓の外の山を眺めていたときの詩です。

今回の詩「黒い雲が落ちていく」

黒い雲が落ちていく
山の向こうへ あなたの町へ
傘の中 跳ねる雨 あなたの静かなお礼

ジョージア語

შავი ღრუბლები ცვივა
მთის მიღმა         თქვენს ქალაქში
ქოლგის შიგნით         შხამიანი წვიმა         შენი მშვიდი მადლობა

手書きしました。

黒い雲が落ちていく ジョージア語版

バスク語

hodei beltzak erortzen ari dira
menditik harago         zure herrira
aterkiaren barruan         euria zipriztintzen         zure lasai eskerrak

手書きしました。

黒い雲が落ちていく バスク語版

雨を表現しようと縦棒を長くしてみました。これだけで印象が変わる。こういった変化を加えられるのも手書きの醍醐味です。

癒してくれたのは・・・

同僚の声かけ、濃い紅茶、ゆるい詩、詩の他言語化、手書きの時間、見慣れない字
これらが私を癒してくれました。私は恵まれた環境にいるのかもしれません。

ではまた次の詩でお会いしましょう。