休日髪を切って、図書館に行きました。
先日髪を切って貰っている最中に、
『この後どこか行かれるんですか?』と聞かれ、
特に考えて無かったのですが、口が勝手に『図書館に行きます』と答えてしまった、
(私の口はたまに勝手に答えてしまう事が有る、)
何読まれるんですか?的な話の展開を予想してたのですが、
思いがけず、『図書館て何処に有るんですか?』と聞かれ
『行かれた事無いんですか?』と聞くと、
恥ずかしそうに図書館を利用した事が無いとのこと、
いいんです、全市民が図書館を利用すると、図書館が混んでしょうがない、
そうこうしていると髪を切ってもらうのも終わり、
言った手前図書館に向かう事にした、
図書館につき、
館内に入る、全市民が使用している分けでも無いのに結構な込み具合、
何を読もうかとウロウロしていると、
先日ラジオで伊集院静の機関車先生が紹介されいていたのを思い出し、
なんとなく手に取ってみる、
私の中で怖いイメージの作家さんなので、作品の中でも怒られたら嫌だなと思い、
今迄読むのを避けていたのだが、
先日ラジオで紹介されていた本の内容がすごく気になったので、
今回初めて借りてみる事にした、
急いで帰宅し、簡単に昼食を取り、
部屋に戻り、さっき借りて来た本を開き、
読みだすとそこには、伊集院静の怖いイメージなど微塵もなく、
美しい島の情景と春の温かさ、
そして島で暮らす人の純真さと、生きていく上での辛さの絶妙なバランス、
そこに関わる先生の素晴らしさと、
喋れない事で魅力が更に増している、
この作品で泣かない人が居るの?というぐらい素晴らしい作品でした、
不満が有るとすれば、
何でもっと早くこの本に出合わなかったのか、
自分の食わず嫌いを反省します。