1次方程式、3秒で解ける問題
数学の問題の中には、見方や発想によって簡単に解けるものがあります。
中1数学の、1次方程式に3秒問題があります。
学校図書発行の教科書「中学校 数学1」のp114より、2問紹介します。
先に結論を言うと、この手の問題は、
足りないと余るを合計すると答え になります。
1問目‥‥【例2】
班でくり拾いに出かけ、集めたくりを全員で分けることにしました。
1人9個ずつ分けると3個足りません。
また、1人8個ずつ分けると4個余ります。
班の人数を求めなさい。
答えは、3+4=7で、7人
下の図を見てください
人数 1 2 3 4 5 6 7 8 9 (個)
👤 🌰🌰🌰🌰🌰🌰🌰🌰🌰
👤 🌰🌰🌰🌰🌰🌰🌰🌰🌰
👤 🌰🌰🌰🌰🌰🌰🌰🌰🌰
👤 🌰🌰🌰🌰🌰🌰🌰🌰🌰
👤 🌰🌰🌰🌰🌰🌰🌰🌰 ✖
👤 🌰🌰🌰🌰🌰🌰🌰🌰 ✖
👤 🌰🌰🌰🌰🌰🌰🌰🌰 ✖
この図では、
各自に8個まで配り終えたら、🌰が4個あまっています。
これは、まだ4人に配れるということです。
そして9個ずつ配ろうすれば、 ✖3個足りません。
これは、3人には配れないということです。
つまり、4人+3人=7人 が答えになります。
2問目‥‥【問4】
ハンバーガーを7個買おうとしたところ、 持っていたお金では80円足り
なかったので、6個買ったら130円余りました。
ハンバーガー1個の値段を求めなさい。
下の図を見てください
1個 2個 3個 4個 5個 6個 7個目
🍔 🍔 🍔 🍔 🍔 🍔 130円余り
80円足りない
この図をみると、
7個目を買おうとしたら、まだ130円あるが、あと80円足りない 状態です。 この合計がハンバーガーの値段になります。
つまり、130円+80円=210円 が答えになります。
【結論】 中1数学の1次方程式の文章題で、
〈足りない〉と〈余る〉という言葉が出た ら、合計すれば答えになるケースが多い。
━ 3秒問題(瞬殺問題)の紹介でした ━
🔣今回は投稿企画なので、少し形式を変えています。
これを■ 其の158 ■としますね。