ミンティアがものすごく怪しまれた話 #2
アブダビ空港着
アブダビ空港へ到着したのは定刻23時55分のことだった。12時間近い空の旅は一端終わりを迎えた。
アブダビ空港から乗り継ぎロンドンヒースロー空港への到着を予定していた。乗り継ぎ時間は約3時間。
その間に、アブダビで再び手荷物検査を行う必要があった。
保安検査として荷物の確認は日本でも行われたが、特に問題なく通過したので、ここアラブ首長国連邦でも同様、問題なくパスできると思っていた。
しかし、、、
“Do you have a laptop?”、“battery?”、“Anything else?”と聞かれ、カバンからノートPCやモバイルバッテリーを出した。もちろん、スマホも同様。
しかし、それでは満足ではなかったのか、“Can I check inside your bag?”と言われ、もちろんいいよと伝えた。
リュックサックには特にやましいものはない。
口の大きなところから小さいところまで細かく確認された。
冷や汗をかいた
保安官の目にとまったのはアサヒグループ食品の“ミンティア”だった。
強面で屈強な保安官の顔がさらに強ばっていったのは明確だった。
“What's is this?”
”It's a tablet.”この答えが正しいのかは知らない。でもこの瞬間毛穴から汗が噴き出したのは間違いない。
そして、リュックサックから取り出された、ノートPC、本、タブレット、マスクなどありとあらゆるものから薬物反応がないのかを確かめられた。履いていた靴も検査された。
もちろん反応はなかった。
そして、強面保安官から“Have a good trip.”と笑顔。
アブダビまで来てまさかギャップ萌えを感じるとは思わなかった。
なにはともあれ、保安場を通過した。あとは飛行機に乗ればロンドンだ!
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