詩21

静かに降る雨音が
孤独な心に寄り添う
ひとしずく、また、ひとしずく
心の隙間を埋めるように

窓の外、滴る雫が
私に語りかける思い出
背中に寄り添う君が
どこか遠く感じる瞬間

灰色の空の下
ひとりぼっちの影が
雨の中に溶け込んで
静かに涙を溢す

何気ない日々が
雨に打たれて色を失い
心の中の空虚さに
水が染みてずぶ濡れ

雨が過ぎれば
新しい景色が待っている
孤独な夜の先に太陽の光が
七色の静かな光が僕に差し込む

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?