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子どもをどう捉えるか
プレに通わせて思ったことがある。
タイプが違う2つの園に通わせてみたが、保育観て園によって全然違うんだなということを感じた。
正直モヤモヤすることもあって。
たかだか週1の2時間弱程度でも、その時間を有意義なものにしてほしいなと思う。
モヤモヤしたことのひとつに、お迎えの時間に遭遇した出来事があった。
迎えに行くと、ちょうど帰りの支度をしようとしていた時だった。
机と椅子が並び、子どもたちは座っている。
グループが3つくらいあるような形だ。
先生さようなら、皆さんさようならの挨拶をして、はい、お支度どうぞー
と先生は子どもたちを解き放った。
娘はロッカーに向かって歩き出し、荷物を取りに行こうとした。
でもその前には他にも子どもたちがいた。
ロッカースペースは1メートルもない。
そこに混み混み同じ背丈の子どもたちが集まっている。
さらにすぐ後ろに椅子とテーブルがあって、子どもがすれ違うことすら難しいスペースで、10数名を集結させている。
お支度をするために。ということは荷物のカゴもあるわけで。2歳児が。すれ違えもしないスペースで。10数名。
何が起きるかなんて容易に想像がつくと思うんだけど、子ども同士ガンガンぶつかっている。
そして娘もお友達を押してしまった。
すると、先生は娘を取り押さえた。
押したらいけない!ごめんなさいしなさい!
娘は納得できなかったようで、ずっとそっぽむいていた。
私はそりゃそうだよなと思った。とはいえ相手の子は押されていやな思いをしているので、親として謝罪した。
完全に環境配慮のミスだと思うけれど、先生の対応にも個人的には納得がいかなかった。
押したらいけないのはわかる、でも、その前に子どもたちの気持ちを汲むことすらしない。
どうして押したのか、どうしたら良かったのか、相手はどう思ったのか、なんでごめんなさいなのか、
それを一緒に考えて欲しかったなと思う。
ただ謝って終わりなら、納得してなくてもごめんって言えばいいんでしょ?とゆくゆくはなってしまうと思う。
押すしか方法を知らなかったから押したのであれば、言葉で伝える方法を知らせてほしかったなと思う。
それが集団生活で、同じくらいの歳の子と関わる上での学びになるのに。
娘は沢山お話をする方だが、友だち同士のやり取りでは口数は少ない。まだ慣れてないのもあるし、大人には要求を伝えられるけど、同じくらいの歳の子にどう伝えていいのかわからないのかもしれない。
でもそれは、ひとりの世界からやっと周りに目を向けられるようになって、お友だちと同じことをするのが楽しくなってきた、ちょうどそういう時期に差しかかる2歳児の子どもたちによく見られる姿だと思う。
手が出る子、という捉え方をするのは簡単だけど、その奥にある子どもの思いに目を向けてほしいし、間に入って双方の気持ちを伝える役割をするのが先生の仕事だと思う。
それに先生が手が出る子って捉え方をしたら、クラスにも伝染していく。
肯定的に子どもを捉えるというのが自分の中では当たり前というか絶対だったので、こんな保育あるんだと正直思ってしまった。
通わせてみないとわからない部分だったので、収穫にはなったけれど、すんごい雨の日のお迎えでそれだったのでこれなら家でしまじろう見てた方がよかったなぁ〜。
そもそも、グループで座ってるのになぜ一斉に呼んだんだろね笑
先生の意図が知りたいと思った出来事でした〜。
読んでいただきありがとうございました!