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大学はどの程度増えているのか
昨日の「教育機関にも健康診断が必要?」の中で
四年制大学数は507校(1990年度)から810校(2023年度)へと303校増加。
と記載しました。
もう少し詳細に見ると、いつ頃どの程度増加したのでしょうか。
文部科学省 学校基本調査を基に調べてみました。
1950年度(昭和25年度)から2023年度(令和5年度)の大学設置数は以下の通り。
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(文部科学省 学校基本調査を基に弊社にて表を作成)
1950年から2012年まで一度も減少することなく増加したが、
2013年に初めて減少。その後、2016年までは毎年1・2校減少が続いた。
減少傾向が続くかと思われたが、2017年以降は再び増加に転じた。
大学数はこの10年で大きく増えた訳ではない
100校を増えるのにどの程度の年数を要したかを確認すると
200台から300校を超えるまでに、15年(1950年→1965年)
300台から400校を超えるまでに、 8年(1965年→1973年)
400台から500校を超えるまでに、17年(1973年→1990年)
500台から600校を超えるまでに、 8年(1990年→1998年)
600台から700校を超えるまでに、 5年(1998年→2003年)
700台から800校を超えるまでに、18年(2003年→2021年)
と、決してこの10年で増加スピードが速まったわけではないことが分かります。
最も増加したのは上記の括りで見ると、
約200校増加した1990年から2003年になります。
次回以降はこの数字について詳細に確認していきましょう。