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【中学受験】知っておくと有利になる!入試準備と本番の話

6年生の夏ぐらいから本格化する中学受験の入試準備(前泊のホテル予約など)から入試本番・結果発表・その後まで役立つ情報をまとめました。
口コミ、裏技情報なども多数詰め込んでます!

この記事を読んで準備しておくと、少しは安心して本番を迎えられると思います。

栄東や渋幕を受ける方は、我が家が実際に2025年の試験前に泊まった「おすすめのホテル情報」もぜひチェックしてください。

この記事では「試験で役立つ裏技アイテム」などもご紹介していますが、どれが必要になるかは状況次第かつ子ども次第、です。必要だと思っていくつも用意したアイテムを全く使わなかったり(我が家はあったかグッズ)、思わぬアイテムが必要になったりします。(我が家は自宅に置いてきたテキストを子が急に確認したくなったので、夫に写真を送ってもらいました)
それでも備えがあるに越したことはないなと思います。


中学受験直前期に役立つ話

・中学受験の本番時期は親も手続などで忙しい。大事な日にはできれば両親とも休みを取り、祖父母などにも声をかけて人手を確保しておくのが大事

・学校関係のIDやパスワードは紙にもメモで残しておくと安心

・1~2月は親も忙しいし頭に血が上っているので、受験や合格後の手続きなどにおいてミスをすることがあるので要注意(出願締め切りを間違える、合格確認に必要な子どもの生年を忘れる、入学金を別の学校に振り込んでしまう等)

・緊張して本番前に一睡もできないようなお子さんもいるヤクルト1000、メラトニンのグミやマッサージなど、安眠できるための手段を持っておくといいかもしれない

子ども対応の商品ではないけれど耳を温めて寝つきやすくする「耳ほぐ」「蒸気でホットアイマスク」等、各家庭の判断で使ってもいいかもしれない

・「1日に2校をはしごする」などの理由で受験番号が早い方が都合が良い場合は、クレジットカード決済の方が早い番号になりやすい。入金忘れを防ぐためにもクレジットカード決済が便利。カードの上限額は事前に引き上げておくと安心

合格後の入学金の支払いもコンビニでカード決済が便利

・予防接種は10月、11月頃から早めに受けておく。インフルエンザのワクチンは新しく承認されたフルミストも受験生に人気。
フルミストだと1回で済むし、鼻に噴霧するだけなので痛くないのがメリット。
デメリットとしては、対応している病院が少ないこと、鼻水や熱などが出る可能性があること、従来の注射に比べて料金が高いこと。

・インフルエンザにならないために、タミフル、リレンザ、イナビル等を予防投与する方法もある

医師に相談すればインフルエンザ予防目的で処方してもらえることがある(その際は受験のスケジュールを持って行くと良い)

イナビル予防投与の詳しい体験談はこちら↓


タミフルは実際にかかった場合は1日に2回飲むが、予防投与の場合は1日に1回、10日間飲む。飲む時間はいつでもいいらしい。

タミフル予防投与で我が家が医師に指示された内容は
早めに薬だけもらいに行ってOK/1日1錠10日間、予定のある日の前日に飲み終わるように飲む(※)/飲むタイミングは一日のうちいつでもOK/副作用が出るなど体に合わなければ途中でやめてOK

※服用のタイミングはインフルを避けたい期間の長さによっても違うかもしれません。受験スケジュールを持って医師と相談してください

・直前期には風邪を引かないよう自宅に加湿器があるといい(濡らしたタオルを干すのでもOK)。暖房はできれば床暖房にする。

・前日の夕食、本番の朝食はさっぱりしたものにする。夕飯が軽すぎてお腹が空いて夜眠れないようなら追加でおにぎりなどを与える(あまりしょっぱくすると喉が渇くので塩分は控えめで)当日休憩時間に食べるために持たせるおにぎりは一口サイズがよい

・塾の先生に応援されるのが苦手な子は、人の多い時に他の親子に紛れて行くといい(コロナ禍以降応援はなくなって前日の電話のみなので今はこの心配は少ない)

・午前と午後に同じ学校を受験したり、近くの学校をはしごする場合には、学校近くのホテルをデイユースで取って仮眠すると頭がすっきりする。

弁当などもホテルの部屋でゆったりと食べられる


通えなくても埼玉や千葉の受験(前受け)はするべき?

東京の子が通えない距離にある埼玉や千葉の学校を(試験日程が早いからというだけの理由で)練習として受験すべきなのか、よく話題になります。基本的には受けるべきだと思います。
以下の理由がよく挙げられます

・模試と本番は緊張感が全然違うため。模試より実際の入試の受験料は何倍も高いけど、その分何倍も価値があり経験値が増える。受かれば自信になるし落ちた場合も周囲が上手くフォローすればプラスの経験になる。
親の出願の練習、送迎の練習にもなる

・1月は塾の模試がないのでその代わりとして入試を利用できる。特に栄東などでは得点と順位を教えてくれるので学力が伸びていたか、本番で実力が出せるかが分かる

・埼玉や千葉の有名校には案外遠方から(1時間半〜2時間程度かけて)通っている子もいるので遠距離通学も視野に入れるなら抑えになる

ちなみに内部進学のある私立小では埼玉よりさらに前に内部入試がありますが、外部進学希望でも、併願可能な内部入試を練習に使う家庭が多いそうです。
念には念を入れて、練習すればするほど有利になるし安心だと考える家庭が多いんですね。

過去問を解く際に役立つ話

・過去問は傾向を把握するために使う。点数はあまり気にしない。

・過去問に出た問題はもう出題されないと思われがちだが、社会などは同じ知識を使ったり、算数などは同じ考え方を使う問題はある。

・過去問の正答率の低い問題にはこだわらない。正答率が分からない場合もあるが、できるだけ調べるか先生に聞いて、捨て問の理解に時間を取られないようにする。

・社会の過去問は基本的にはやっても5年分まで。
それより前のものはデータが古いのでやると混乱するおそれがある。ただし、問題傾向が特殊な学校はもっとさかのぼってやることもある(武蔵など)

・苦手分野は受けない学校の過去問で練習するといい

・基本的な方針としては、志望度の高い学校は古い年度から過去問をやる(最新まで解ききれる範囲で)
志望度の低い学校は最新年度から過去問をやる。

・過去問を解かせる際に親が知っておくといいのは、不正をする(答えを見て書いてしまう)子どもは親が想像するよりも多いと言うこと。2割〜3割近くの子が不正をしていることもある。
不正をする理由は、悪い点を取ると恥ずかしいから、志望校を変えたくない(変えろと言われたくない)から、親や先生に怒られたくない(喜ばせたい)など

不正は、国語の記述で大人でも書けないような「完璧な解答」を書いているとか、ある学校だけ急にできるようになったなど怪しいことがあった際に子どもに詳しく話を聞くと、子どもは嘘をつくのが下手なので判明する。

・志望校の過去問がダウンロードできるサイトはこちら

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