【創作歌詞29】めばえ
めばえ
なにからうまれた タネからうまれた
ぼくらの新芽はゆらりゆらり
どこに伸びるのか どこが太陽か
なにもわからずゆらりゆらり
日の目見たくて 殻を破った
あの頃の夢 もう根は張った?
なにゆえうまれた たしかにうまれた
ぼくらの新芽はゆらりゆらり
雨にずぶ濡れ 風にあおられ
わけもわからずゆらりゆらり
一目見たくて 背伸びをしてた
ぼくらの夢は まだ蕾なの?
風に逆らい 折れる草花
根こそぎ倒れ 消える街路樹
君の笑顔は 枯れぬ花びら
ぼくの心に ひらひら舞うよ
なにからうまれた タネからうまれた
ぼくらの新芽はゆらりゆらり
どこまで伸びるか どこが太陽か
なにもわからずゆらりゆらり
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【歌詞エピソード】
秋といえばリンゴ。リンゴといえば母は今年もチャレンジするらしい。「スーパーで買ったリンゴを種から育てる!」に…。
去年も食後に食べたリンゴの種を大事に水につけたりポットに植えたりしていたけど、気づいたらなくなっていた(土に還った?!)。今年こそは、とリンゴ2個分の種をシンクの上で育てているけれど一向に発芽しそうにない。まだ寒いからじゃないかと思うけど、母の気が変わらぬうちに芽吹かないとまた知らぬ間に撤去されるぞーとさるかに合戦のカニ気分を味わう今日この頃。
もしも芽吹いたら…と空想して、今のもどかしい仕事の悩みも交ざり込んだ歌詞。レゲエのような明るくて単調なリズム(ゆらりゆらりがあるとこ)とシンセのきれいだけど怖い感じの背景(日の目みたくて、とか、風に逆らいのとこ)が交ざった曲イメージ。…あぁ、頭の中で曲も鳴ってるのに音符も音感もリズム感もないから作曲表現できないもどかしさ…。