収入の急増と急減【弱小翻訳者のつぶやき】
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その続きです
細く長いご縁との出会い
約20年前・・・某科学一般雑誌の翻訳担当者の募集に応募、トライアルに合格して採用となる。
特許翻訳を紹介してくれた知り合いから「こんな翻訳者の募集がかかってるよ、挑戦してみたら?」と教えてもらったのがきっかけ。
実はそれまでも翻訳会社のトライアルにちょこちょこ挑戦していたにもかかわらず連戦連敗、これが初めての「トライアル合格」でした。でも勝因は翻訳力とか翻訳実績とかではなく、学歴と英検一級、だったのではないかと・・・()
調子に乗って、某世界的科学誌の日本語要約集の翻訳者募集に応募。母体の雑誌には不採用になるも、新たに創刊されたバイオテクノロジー分野の姉妹誌の翻訳者として採用。
こちらも、私の翻訳力が評価されたというよりは、背景と資格だったのではないかと・・・()
この2誌は、以降20年以上にわたって、今でも毎月翻訳に携わらせていただいています。
本当に幸運な出会いでした・・・ありがたい。
急激な仕事量の減少
約十数年前・・・リーマンショックでバイオ特許翻訳の激減
怒濤のごとく襲ってくる特許翻訳と量は控えめながら毎月安定して送られてくる科学雑誌の翻訳に、家事育児が加わって、かなりドタバタな生活が続いていたのですが、数年後、特許翻訳ブームに陰りが見え始め、リーマンショックを境に一気に減少(リーマンショック wikipedia)。
もともと体力がない上にシングルタスクで要領が悪い人間なので、大量の仕事と勉強、家事育児、すべてをこなそうとしたら、体と心が壊れ始めました。
そこで、特許翻訳が少なくなり始めたところで、雑誌の翻訳をキープしつつ家事育児・体調管理に重点をシフト。
収入激減で気持ちも落ち込みましたが、体力も能力も見合っていなかったので仕方なし、でした。
(いや私の人生与太話をこんなに続ける予定じゃなかったのに・・・続く)