月一講座:やり直しヨガ哲学
ヨガ哲学をもう一度学び直そう!という講座です(タイトルのまんまですね…)。当初バガヴァッド・ギーター15章の講座を行う予定だったのですが、私自身が色々勉強していく過程で、その前にこの<やり直しヨガ哲学>という講座を開きたいなと思い、急遽こちらを開講することにしました。(15章を楽しみしてくれた人ごめんなさい~!でもよかったらこれに参加してほしい!)
働くということ、お金を稼ぐということ、誰かを好きになることもしくは嫌いになること、病気になること、大事な人をなくすこと、生きること、死ぬこと——私たちにはあらゆるステージであらゆる選択を迫られている。そして、今、その選択の方法に全方位的に再検討が求められています。
今まで当たり前とされてきた「“よく生きる”とはこういうことだ」といった概念をもう一度考えるタイミングに来ているのです。
それは例えば、<女性らしく><男性らしく>と言ったジェンダー的なものや、<〇〇家の血筋を受け継ぐものらしく><長男らしく>と言った家父長制的な考えからの解放が当てはまるでしょう。また、<働かざる者食うべからず><継続は力なり><どんな親でも敬うべき>と言った通説にも再検討の価値がありそうです。そもそも「よく生きなくてはいけないのか?」という疑問だって残ります。
ヨガは元々男性のみに許された秘儀でした。しかもクシャットリヤという身分の男性のみが学べるものだった。ヴェーダの聖典は今でも女性は唱えること能わず、場合によってはヴェーダを唱えるのと同効果をもたらす別のシュローカ(詩の種類)を唱えさせられます。もちろんヨガ哲学の部分でも随所に男性優位の考え方は出てきますし、ヴァルナ(カースト制)についてもあるべきものとして触れられています。どうしてなんでしょうか。
ヨガの世界観は揺るぎません。ヨガは全ての性と人に開かれたものであり、どんな人種であれ「幸せ」を与える思想です。である、はずです。しかし、そこに時代ごとの宗教や価値観がするりとヨガに溶け込んでいって、次第に離れ難くなっているということがあるのではないかとも思うのです。これは決して否定すべきことではないのですが、必ずやそこには誰かの作為があったように感じるのです。ヨガの純粋な価値観は人の手に在らずというのに。
今だからこそ「ヨガ哲学自体」を見直す価値があるのではないでしょうか。そうすることによって、ヨガの価値観として大切にし続けられるものも改めて理解できるのではないでしょうか。私たちは未熟ですから(私がその筆頭です)、すぐには答えが出ないかもしれない。一生出ないかもしれない。だからこそ「哲学」の冠は外せません。私たちは考えます。ヨガが与える知恵という力の本質を読み解こうと、考え直します。そして、ヨガの概念をベースにしながらも、私たちの力で今出せる答えを縒り合わせ、誰かを温める大きな布を完成させたいと思っています。
〇参加対象者〇
●タットヴァボーダ前期まで参加している方(バガヴァッド・ギーター2章まで終了していれば更に楽しめます)
万が一タットヴァボーダ前期まで終了していなくても、
●考えることが好きな方(発言の有無はどちらでもOK)
●他者の意見に耳を傾けてみたい方
●今の世の中を変えていきたい方
●自分を変えたい方
●たまたま時間合うから
という理由で参加してもOKです!
そして、最近ヨガ哲学やってないなぁというお久しぶりさん、大大大歓迎です!
〇スケジュールとクラス内容〇
全5回 2022年11月から2023年3月まで 第3木曜日 10:00-12:00(11/17、12/15、1/19、2/16、3/16)
第1回目 ジェンダーとヨガ
第2回目 仕事とヨガ
第3回目 結婚(離婚・未婚)とヨガ
第4回目 生死とヨガ
第5回目 世界(ひいては私)とヨガ
毎回、テーマに合った詩を題材に挙げながら、ヨガを哲学していきます。
〇参加料〇
ダクシナ―制 (全クラス終了時に支払いたい額をお支払いください)
〇参加方法〇
ZOOM(お休みの場合は動画配信あり)
〇申込方法〇
こちらの申込フォームからお申し込みください。万が一送信した後4日以降経っても連絡が来ない場合は、お手数ですがappleberry※gmail.com(※を@に代えて)までご連絡ください。
こんな破天荒なクラスですが、皆さんとわいわい考えることをとても楽しみにしています。皆さんのご参加、お待ちしております!