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わかって楽しい!マハーバーラタ

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インドの叙事詩マハーバーラタ。 ここにはヨーガの叡智が詰まっています。 全部で18章からなり、 10万詩にも及ぶ膨大な内容ですが、 その中から ヨーガの知恵を学ぶのに役立つスト…
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2020年10月の記事一覧

17.王子集結!武術大会

17.王子集結!武術大会

ラデーヤ改めカルナが、王宮ハスティナープラに向かうことを決心した理由は、王宮で武術大会があると風のうわさで聞いたからです。

そのうわさの武術大会の発起人はドローナでした。
ドローナは成長した王子たちを見て、そろそろ彼らの実力を試すために武術大会を開いてみてはどうかと思い立ったのです。

ビーシュマやドゥルタラーシュトラ王に提案するとすぐに承諾されたので、早速準備に取り掛かりました。ユディシュティ

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16.ラデーヤ、修行の旅へ

16.ラデーヤ、修行の旅へ

あるところに、ラデーヤという青年がいました。

今日はラデーヤの16回目の誕生日。母にずっと伝えたいことがあった彼は、折を見て切り出しました。

「お母さん。今日は僕にとって特別な日だし・・・実はお願いがあるんだけど聞いてくれるかい?」
ラデーヤの母であり(馬車の)御者を仕事とするアディラタの妻であるラダーは、ゆっくり振り返ると息子の顔をしげしげとみつめました。

美しく、輝くような瞳と、厚い胸板

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15.エーカラヴャの献身

15.エーカラヴャの献身

ある日、ドローナのところに、色黒の少年がやってきて言いました。

「あなた様はドローナ先生でいらっしゃいますでしょうか。
先生にお会いしたいと思いやって参りました。私はニシャダ国の王子で、エーカラヴャというものです。私に弓の技術を学ばせて頂けないでしょうか。
そして、どうかあなたの弟子にしてください!」

礼儀正しいこの少年に、ドローナはとても好感を持ちましたが、残念ながら彼はニシャダ国の者。敵対

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《こぼれ話①》ヴァルナってなに?

《こぼれ話①》ヴァルナってなに?

インドのお話では当たり前のように、よくでてくるヴァルナ。
現代ではカースト制と言われることが多いのですが、ヴァルナ自体を理解しておくと今後の話がわかりやすいと思うので先に説明しますね!

【ヴァルナ】

バラモン(祭祀をする役割の人)
クシャットリヤ(戦士としての役割の人)
ヴァイシャ(商いをして経済を回す役割の人)
シュードラ(労働者の役割の人)

ヴァルナというシステムは、上記の4つの役割に人

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14.ドローナとドゥルパダ王

14.ドローナとドゥルパダ王

ドローナという人がいました。
ドローナはバラドワージャの息子で、バラモン(司祭)の家の出でした。
子供の時には、パンチャーラ王国の王子ドゥルパダと同じリシの元で学んでおり、とても仲良しでした。

ドローナは、ヴェーダとヴェーダーンタを学んだ後、さらには弓の名手に成長。ドゥルパダは国に帰って亡くなった自分の父の後を継ぎ王になりました。

《ガネーシャのひとりごと》
みんなはドゥルパダを覚えているかな

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13.ドゥルヨーダナの悪だくみ

13.ドゥルヨーダナの悪だくみ

5人の子供たちを連れてハスティナープラに凱旋したクンティーは王宮の人々にパーンドゥの結末を皆に伝えました。

ドゥルタラーシュトラは弟との思い出が記憶からあふれ出て、光の射さない瞳から大粒の涙を流しました。
ビーシュマも可愛い甥御を失って茫然自失に。

特に母親のアンバーリカーの悲しみと言ったら、言葉では言い尽くせないほどでしたし、王国全体が灰色のもやに包まれてしまったようでした。

悲しみと同時

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12.パーンダヴァ誕生

12.パーンダヴァ誕生

パーンドゥについて少し触れておきましょう。
パーンドゥはドゥルタラーシュトラの弟で次男にあたります。
三男はダルマ神の生まれ変わりともいわれたヴィドゥラでしたね。
三人は全て母(アンビカ―、アンバーリカー、アンビカ―のメイド)が違いますが、父は共通して賢者ヴャーサ(サッテャヴァティーの最初の息子)です。

パーンドゥは第二王子でしたが、王位継承第一位の兄は盲目であるという理由により王の地位を引き継

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11.クンティーの過去

11.クンティーの過去

クンティーがまだパーンドゥのもとへ嫁入りする前のお話。

ドゥルヴァサという聖者がいました。
彼は、怒りっぽいことで有名な人でした。

それはもう世界中で噂されていて、その結果彼は旅をすると行く先々で手厚いおもてなしを受けました。要はだいぶ怖がられていたというわけ。

ある時その聖者ドゥルヴァサが、クンティーの養父クンティーボージャの家を訪れました。
クンティーは父からドゥルヴァサをもてなすように

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10.ドゥルヨーダナ誕生

10.ドゥルヨーダナ誕生

長男ドゥルタラーシュトラの妻ガーンダーリー。次男にして王のパーンドゥの妻はクンティ―とマードゥリー姫。姫たちの中で最初に妊娠したのは、ガーンダーリーでした。

以前、賢者ヴャーサが、
「私とアンビカーとの間にできた子供は100人の王子の父となるでしょう」
と予言していたのを覚えているでしょうか。
その子供というのがドゥルタラーシュトラなわけですから、そのお嫁さんになったガーンダーリーは子が宿ったと

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9.パーンドゥの結婚

9.パーンドゥの結婚

一方パーンドゥといえば。
彼もドゥルタラーシュトラと同様に、
それはそれは凛々しく、男らしい王子に育ちました。(色白ボーイだったけれども)

彼にも等しくお嫁さん探しが行われたわけですが、結論から言えばパーンドゥのお嫁さんは生涯で2人。
一人目はクンティーで、もう一人はマードゥリー。

クンティーは、シューラ王の娘でヴァスデーヴァの妹。本名はプリターという名前でした。(ヴァスデーヴァはクリシュナの

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8.ドゥルタラーシュトラの結婚

8.ドゥルタラーシュトラの結婚

ドゥルタラーシュトラとパーンドゥ、そしてヴィドゥラが生まれて数年経ちました。
三人が育てば育つほど、王家は繁栄の一途をたどります。
作物は育ち、雨は豊かに降る。

叔父であるビーシュマはこの三人に心血を注いで、指導に当たりました。
すべてをつぎ込んだといっていいでしょう。
子供たちは、ビーシュマを筆頭に沢山の先生たちから、クシャットリヤ(王族・武人階級)であるために必要なありとあらゆる学問を学びま

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