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9.パーンドゥの結婚
一方パーンドゥといえば。
彼もドゥルタラーシュトラと同様に、
それはそれは凛々しく、男らしい王子に育ちました。(色白ボーイだったけれども)
彼にも等しくお嫁さん探しが行われたわけですが、結論から言えばパーンドゥのお嫁さんは生涯で2人。
一人目はクンティーで、もう一人はマードゥリー。
クンティーは、シューラ王の娘でヴァスデーヴァの妹。本名はプリターという名前でした。(ヴァスデーヴァはクリシュナの父)なぜプリターからクンティーという名前に変わったのかというと、それはクンティーボージャという人の養女となったから。その時にクンティーという名に変わったのです。
シューラ王はクンティーを嫌っていたわけでは決してなく、むしろ大変慈しんでいたのですが、ただそれと同じくらい、彼には大切にしている従兄弟がいました。
それが、クンティーボージャ。
クンティーボージャは子供が欲しくて欲しくてたまらなかったのですが、授かることが叶わなかった。
それを見ていてかわいそうに思ったシューラ王は、クンティーボージャに自分の娘のプリターを養女として譲ったのです。
故に、彼女はプリターという名からクンティーという名に変わりました。
そして大きくなって、パーンドゥへ嫁ぐことになりました。
彼女には実は、皆さんが知るべきある重大な過去があるんですが、それはもう少し後でお伝えしましょう。(誰でも一つや二つくらい重大な過去抱えていますよね~)
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もう一人のお嫁さんであるマードゥリーはというと。
彼女は、マードラ王国のお姫様。マードラ王国では年頃のマードゥリーのためにスヴァヤンヴァラ(婿探し大会)を行うことになりました。
(以前、アンバー・アンビカー・アンバーリカー三姉妹のためにも行われましたね!)
スヴァヤンバラの知らせを聞いたパーンドゥは勇ましく出場。
現れ出でたパーンドゥの高貴な姿とあまりの美しさにマードゥリーは目を奪われます。なんといってもパーンドゥの弓を射る姿は格好良すぎです。
結局マードゥリーはお婿さんにパーンドゥを選び、意気揚々と二人でハスティナープラに帰ってきました。
それをみて喜んだのは、もちろん叔父さんのビーシュマです。
こんなにも美しく気品高い姫を連れて帰るパーンドゥをなんとも誇らしく思うのでした。
このようにして、
ドゥルタラーシュトラは、ガーンダーリーを妻にし、
パーンドゥは、クンティー(第一夫人)とマードゥリー(第二夫人)を妻にしました。
《ガネーシャのひとりごと》
スヴァヤンヴァラ率高くない?僕も行ってみたいなあ~お嫁さん欲しいなあ~お嫁さんもらったら、僕の足の下にいるねずみちゃんもかわいがってくれるかな~~
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