見出し画像

「何を喋らないかが品性」〜スピードワゴン・小沢さんの名言が心に響きまくった話

「何を喋れるかが知性で、何を喋らないかが品性」

2019年10月13日放送の「ワイドナショー」でスピードワゴン・小沢敬一さんが言った名言です。

最近Twitterでこの名言が話題になっていて、私のタイムラインにも流れてきたのですが...心にグサグサ刺さりまくっているのです。

タイムラインに流れてきたツイートには、“「言うこと」と「思ってても言わない事」の線引きがその人がその人の品性。覆水盆に返らずだから、一言多く話すのは考えて話したい“と言った趣旨の言葉が添えられていました。(ツイート主さんに許可を得ていないので元ツイートは掲載していません)

野暮な言葉ですが、「本当にそうだな〜」と心から実感する出来事があったので自分の反省も込めてここにまとめておきます。

—————

◇ 娘と大喧嘩!言わないことを選択すればよかった...

先日4歳の娘と喧嘩しました。きっかけは大したことではなくて、娘と一緒にネットで注文してたくさん本が届いた中に娘が欲しかった本が届いてなかったことが事の発端。(一緒に注文した時は欲しいと言っていなかった本)

「なんで〇〇がないの〜〜〜」と大泣きする娘。

それを見て、『娘が欲しいと言っていたし、喜ぶかな?と思ったのに、なんで一冊(しかも欲しいなんて知らなかった)無いだけで大泣きするんだろう...』と悲しい気持ちになってしまいました。

最初はグッと抑えていたのですがあまりにも凄い泣き方だったので、「そんなに大泣きするんだったら買った本、全部返品して〇〇買おうね!」とかなり強い口調で言ってしまいました。ここでケンカ勃発。

まともに言い合ってしまうとこちらの精神が消耗してしまうので、頭を冷やすために一人別の部屋に入って冷静になろうとしていました。(夫が娘を見ていてくれたので)

すると娘は落ち着いたのですが、別の嫌なことが起きて大泣き。「ママ〜〜」と私のところに来てしまいました。「ママ〜嫌なことがあったから(部屋のドア)開けて」と...まだ母は冷静になり切れていないのに...

大泣きしながら部屋に入ってきた娘に怒涛の言葉を浴びせてしまいました。

「嫌なことがあったから、ママと仲直りするなんて変だよね?」
「泣き止んでから、仲直りしたいよ」
「ママは〇〇が欲しいなんて知らんかったのに、大泣きされて悲しかったよ」
「知らないのに、怒られても困るよ」
などなど...

更に娘は大泣きしてしまって収集がつかなくなってしまいました。娘は「今、泣き止もうとしてるんだから待ってて!」と言っているのに...

とまぁ、自分でもコントロールできないくらい言葉を浴びせてしまって反省...これでは、自分の正しいと思う主張を娘に押し付けているだけで「娘と仲直りする」と言う目的はそれでは達成されません。
結局夫が娘をお風呂に連れて行ってくれたので事は収まりました。

怒涛の言葉を浴びせているときに、スピードワゴンの小沢さんの「何を喋れるかが知性で、何を喋らないかが品性」が頭をぐるぐる。メタ存在の自分が『品性がないなー』と言っていました。

娘が落ち着くまで黙って待っている。それから話す。ができなかった自分に猛省しています。

本当に「(雄弁は銀)沈黙は金」ですね。

◇ 余計な一言がどうしても多くなってしまう上司

女性の場合は特に、おしゃべりが大好きなので「自分がこうだ!」と思ったことに対してベラベラと喋りまくってしまうことが多いのです。そう言う時って大抵脳の神経回路を通らず反射神経的に話しているのですが...

私の上司は典型的女性。女性ならではの良い点もたくさんあるのですが、どうしても何か言い出すと一言多くなってしまう癖があります。その「余計な一言」のせいでどんなにたくさんの人を怒らせてしまったか数知れず、辞めてしまった人も多いのです。(言っている内容は的を射ていることが多くて冷静に考えると納得できるんです)

先日、私が書いた文章に入っていた一単語に対して「この言葉はこう言う意味で、この文章には相応しくない」と言うことネチネチネチネチ3~4回にわけて1日に何度も言ってきました。一回言えば済む話では?とこちらは思うのですが、上司の頭の中でそのことがこびり付いて取れないので何度も言ってしまいます。回が増すにつれて「余計な一言」が「余計な二言」になり...最後は「えいこさんの悪口を××が言っていたから気をつけたほうが良いよ」なんて話まで。(それ、私が知る必要あった?って言う情報です)

とにかく、一回で済む話を何回もする上司を見ながら「何を喋れるかが知性で、何を喋らないかが品性」が頭の中でぐるぐる回っていました。上司は知性はあるかも知れないけど、品性は無いな。と...

◇ 目的を持って会話をしているか?が品性

スピードワゴン・小沢さんの「何を喋れるかが知性で、何を喋らないかが品性」の話を夫にしたら、ビジネス書の権威であるデール・カーネギーさんも同じようなことを言っていたと...

“ある目的を達成するために、自分が正しいと思っても言わなくて良いことがある“といった趣旨の言葉だったそうです。

「思っていても言わない」と言う線引きができる=品性

だとしたら、「目的意識を持って会話をしているか」も品性の一つかも知れません。「仲直りする」と言う目的を持っていたら娘に怒涛の言葉を浴びせることはなかったし、「言葉を訂正する」と言う目的があれば指摘は一回で済みます。

言葉はヒトが作り出した大発明です。コミュニケーションツールとしてとっても便利ですが、扱い方ひとつで鋭利な刃になったり人と人を繋げる”かすがい“になります。言葉を上手に扱えるヒトになりたいものです。

それでは、また!


いいなと思ったら応援しよう!

eiko_programming
最後までお読みいただきありがとうございます。よろしければ「スキ」していただけると嬉しいです。 いただいたサポートはNGS解析をするための個人用Macを買うのに使いたいと思います。これからもRの勉強過程やワーママ研究者目線のリアルな現実を発信していきます。