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大人になると誰も褒めてくれない!自分で自分を「褒める」仕組みを作ろう
「大人になると褒められることが少なくなる」
夫がいきなり、こんなことを言いはじめた。
「確かに!」って思ってしまった。こんなに仕事を頑張っているのに、こんなに家事を頑張っているのに、こんなに育児を頑張っているのに、誰も褒めてくれない。
「だからね、自分で自分を褒めてあげることにしたんだ」
どうやら夫は、仕事でToDoリストを毎朝作ってできたら横にハナマルを書いて「自分で自分を褒める」仕組みづくりをしているんだそう。
1日の最後にハナマルの数を数えて、「今日もがんばった!」と自分を褒めてあげているらしい。
モチベーションが上がってやる気が出る。ハナマルにはこんな効果もあるらしい。
夫に教えてもらった、「自分で自分を褒める」仕組みについて深掘りしてみました。
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◇そもそも「褒める」とは?
『嫌われる勇気』の著者である岸見一郎さんはこんなことを言っています。
“褒めると言う行為には、能力がある人が能力のない人にすると言う側面がある。その背景には他者を操作したいと言う目的がある”
確かに、目上の人が目下の人にするのが「褒める」と言う行為と言うイメージです。
大人になると子どもの頃に比べて「目上の人」が少なくなるので「褒められる」と言うこと自体が少なるんですね。
そして他者から「褒められる」ことを求めようとするのは少し危険で、「褒める」行為をしている方は「相手を操作したい」という目的をどこかに持っていることを心に留めておく必要があります。
◇でも褒めてもらったら嬉しい
でも「できたね!」「ありがとう」など、自分がやったことを認めてもらえると嬉しいですよね。
あっ「褒めてもらう」と「認めてもらう」と言う2つの言葉が出てきましたね。
大人になったら「褒めてもらう」と言う目上の人に目をかけてもらいたい感覚と違って、「認めてもらう」と言う自分がやったことに対して評価してもらいたいと言う感覚になるのかもしれません。
それにしても、自分がやったことに対してもその仕事を「認めて」くれる人って少ないですよね。
だから夫は第三者の自分(俯瞰的に見る自分)を作って、自分の仕事を”自分で”認めているのではないかと思うようになりました。
他人に求めるより、自分でやった方がフラストレーションが溜まらなくて良いかもしれませんね。
◇「認めて欲しい」は承認欲求?
「認めて欲しい」と言うのは承認欲求の一つなのではないかと思って少し調べてみました。
承認欲求という言葉にはあまり良い印象を持っていなくて、ネット上によく見る「かまってちゃん」というイメージがものすごく強いのですが、実際に調べてみるとどうやらそうではなさそう。
承認欲求とは「他者から認められたい、自分を価値ある存在として認めたい」と言う欲求。(Wikipedia)
承認欲求には認められたい存在によって大きく二つに分けられ、他者から認められたいと言う欲求を「他者承認」、理想の自分に近付きたいと言う欲求を「自己承認」と言う。
自分で自分を褒めてあげる、認めてあげると言う行為は「自己承認」欲求を満たすのにはすごく良いのかもしれません。
夫の毎朝のToDoリストにハナマルをつけるというのは、
・やっていく達成感を味わえる
・その日やることが見える化されている
・タスクをこなすごとに自分を褒める(自己承認欲求が満たされる)
・ハナマルを数えて「こんなにがんばった!」がんばったことが数字で評価できる
という、良いことだらけなのではないかと思いました。
夫に良いことを教えてもらったので、自分でもやってみよう!
自分で自分を褒めてあげる習慣をつけると、毎日が楽しくなるかもしれませんね。
それでは、また!
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