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150年以上動き続けている!「ビバリー・クロック(Beverly Clock)」ってなに?

世界三大○○って集めたくなりませんか?

私は「世界三大長く続いている実験」を集めているところなのですが。今回は最終回!

ビバリー・クロックについて調べてみようと思います。

ビバリー・クロックは世界一ネジを巻くことなく長く動いている柱時計なんだそうで、150年以上動いているようです。

「大きな古時計」に出てくる時計は100年間動き続けて、おじいさんが天国に行くのと同時に止まってしまいます。

この「大きな古時計」の時計よりも長く動いている時計があるなんて!しかも、一度もネジを巻いていないで動き続けるってどういう仕組みなんでしょう?


ビバリークロック(Beverly Clock)ってなに?

ニュージーランドのダニーデンにあるオタゴ大学物理学部3階ロビーにあります。

1864年(150年以上前)にAerhur Beverlyによって作られましたがそれ以来一度もネジを巻かれることなく動いている時計です。

ネジは一度も巻かれていませんが、時計の中の清掃時、物理学部の移転時など、何回か停止しているようです。
また時計を動かす機構のパラメータがずれてしまった時には止まってしまうので、再調整することで動き出しています。

ビバリークロックの仕掛けとは?

この時計は、大気圧と気温の変化によって動く仕掛けになっているようです。

1立方フィート(28リットル)の気密性の箱の中の空気が、大気圧と気温の変化で膨張したり収縮することで、振動板押します。

1日の温度変化が華氏6度(3.3 ℃(正確にはK:ケルビン))ある、1ポンドのお守りを1インチ上げるのに十分な圧力が発生して、時計を動かすことができます。(この力が発生すれば1日中時計を動かすことができます)

環境に優しい時計の先駆け

この時計は電池で駆動するのではなく、気温の変化と大気圧の変化だけで動く、めちゃくちゃ環境に優しい時計です。
“Atomos Clock”と呼ぶようです。

同じような仕掛けで動く時計に、Swissの時計メーカーであるJaengerのLecoultreがあります。(ちょっと知らないのですが)

今では電池交換不要な腕時計(腕の振動で充電する、太陽光発電)などたくさん売り出されていますね。

柱時計は基本的に1日一回ネジを回さないと動かないというイメージでした。

が、駆動の仕掛けを、環境パラメーターに依存させることで150年以上も動く時計になってしまうとは驚き。

おじいさんの古時計もビックリですね。


世界三大長く続いている実験をコンプリートできました!

世界中でいろんな実験が行われていて、調べていてとっても楽しいシリーズでした。

それでは、また!


「ピッチドロップ実験」の記事はこちら

「オックスフォード電鈴」の記事はこちら



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