【元取りフォト】行ってみたけどダメだった旅3選!
どうも、地図屋です。
この度、元取りフォトという概念を考案しました。これは、何らかの原因によって観光地を100%の状態で楽しめない場合において少しでも元を取ろうとして撮る、撮影者の悔しみが詰まった写真のことです。サンクコスト効果の一種になるのかな? SNSでアップされてるものをたまに見かけます。
私もつい習性でそのような写真を撮ってしまいますが、使い所が無いんですよね。あまりネガティブじゃない単語で新しいカテゴリーを作った方がそれらの写真を使いやすくなると思い、造語を考えてみた次第です。
念を押しておきますが、残念フォトでも、がっかりフォトでも無いですよ。どうしても元を取りたいという衝動が写真を撮るための指を動かしているから、元取りフォトなんです。
それでは、私の元取りフォトをご覧ください。
①三保の松原からのぞむ富士山(静岡県)
ご存知、日本三大松原にして日本新三景の一つ、三保の松原です。上の写真の通り、本来は海岸線から富士山が見えます。
私の写真です。この日は見事に雲に隠れていました。晴れなのでいけると思った私が甘かったです。そもそもここから富士山は本当に見えるのか? という疑問すら抱きました。これぞ典型的な元取りフォトです。
②富山湾のホタルイカの身投げ(富山県)
春になるとホタルイカが産卵のために富山の海岸線の浅瀬に集まります。その際、ホタルイカが大量に浜に打ち上げられ、体に受ける衝撃に驚いて青く発光します。
時期を狙って行ってみたんですが、あいにくの雨で出現率も低く、夜の富山湾だけ見て終わりました。次の日、近くのホタルイカミュージアムに行って心を慰めましたね。
これは富山湾の漁港にあったコンテナです。FBIってあのFBI? なぜFBIなのか不明だが一応撮っとくか、という心理的経緯で撮影しました。これも元取りフォトの一種です。
③枚方市の市民の森のアマセミ(大阪府)
枚方市の市民の森という公園内にコロナ渦中にアマビエが展示してあったんですが、それに市民の森のアイドルであるカワセミ(鳥)を合体させた明らか異物感のあるオブジェを作り、それをアマセミと名付けて一定期間中に展示していました。調査不足で、私が行った時にはすでに跡形もなく消え失せていました。
個人的には背景の池も含めてかなり芸術点が高いオブジェなんで、少しの間だけの展示では勿体ないと思うんですけどね。カワセミにアマビエを憑依させるという普通は出てこない設定も素敵です。
公園内で草むしりをしてる方がいたのでアマセミはどこにいったか尋ねてみると、一定期間の展示だから今はもうない、代わりにアマビエが階段近くに飾ってあると説明してくださり、探して撮っておきました。まごうことなき元取りフォトです。
これはアマセミのいない公園でやり場のない怒りを写真にぶつけた元取りフォトです。空を覆う灰色の雲、暗くたたずむ池、鈍く光る手すり、陰鬱に生い茂る草、我ながら見事な心情表現です。空に少なからず残された青さは、この記事を枚方市の関係者が読むことによりアマセミが再び展示されるのではという"希望"を意味しています。
いかがでしたか? 便宜的に元取りフォトと名付けましたが、発音し辛いのが難点ですかね(悔しみフォトとどっちがいいか悩みました)。私が知らないだけで他に名称がある場合は、分かった時点で後で追記しておきます。カテゴリー的に近いものだと"失敗写真"になりますかね。ただそれとは全然違うことは分かってもらえると思うんですが。
今回も事前につぶやきで前回と似たような予告を出しておきました。次も予告するかもなので、フォローしておいた方がより一層記事を楽しめますよ!
↓↓↓前回の記事↓↓↓
終わり
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