横浜山手に〜鞍馬天狗現る〜
久々、横浜山手にやって来た。
目的はエミールガレの作品を観ること、その一点。
突き動かされたのは、今年の春に見たこちらの記事だった。
※つきふねさん、断りなしに載せさせてもらいました。ご容赦を。
それまでなんとなく観てきたエミール・ガレ、記事とはいえ、きちんと観たのも初めてだった。
これで、諏訪の北澤美術館にいつか行ってみたいという衝動に駆られ、思いをずっとひきずって来た。
しかし、諏訪には日帰りも出来るけど、どうせ行くのなら美味しいお蕎麦屋さんや良さげな呑み屋さんにも寄りたいので、最短でも1泊コースが必須であると判断。
ならば、近くでガレの作品が観れないものかと調べたら横浜にあるではないか!
思い立ったら吉日、という事でいざ岩崎博物館へ。
🔶岩崎博物館
当時、シェークスピアの『ハムレット』など、西洋人による生の西洋演劇に触れることのできる唯一の劇場として、小山内薫・北村透谷ら当時のハイソなひとたちが足茂く通った場所のようだ。
ガレやドームの作品約100点が所蔵されていましたが、撮影一切不可、ホームページにも記事に上げられる画像掲載もない為、あえなく玉砕した。
これはまいった。
ところで、国内でガレの作品を所蔵しているとされるのは、以下のサイトの通り。
10年前のサイトだが、全国に16ヶ所ほどある。
前述の北澤美術館か箱根 ポーラ美術館、栃木那須 エミールガレ美術館のいずれかに近いうちお邪魔してみようと思う。
しかししかし、横浜へ来て、このままでは引き下がれない。
それでは、ほど近いこちらにお邪魔していくとしこう。
🔶大佛次郎記念館
この日は、たまたま「鞍馬天狗」誕生100周年の企画展が開かれていた。
ということで、大佛次郎が小説として表したのは、幕末を舞台にした神出鬼没の勤王志士である主人公の剣士が名乗る名である。
映画では、嵐寛寿郎の当たり役となり40本ほど主演を務めている。
我が亡き祖父母が青年期、亡き父母にしたって幼少期の頃だろうけど映画なんて当時は庶民の娯楽ではなかっただろうから生前、一度も映画の話題を聞いたことがなかったなぁ、と回顧する。
そうは言っても、その時代の大スターだ。
世代は異なるけど、名前だけは知っている。
晩年、ヒーローではなく脇役でテレビ出演していたのを観ていたのかも知れない。
いずれにしても、変身もの、現在のウルトラマンや仮面ライダー、私の時代は月光仮面かな?
その元祖ともいうべき存在が「鞍馬天狗」なのだ。
たまには、趣き変えてこんな映画も良いかも!!
館をあとにして、沈床花壇にところどころ咲いている薔薇に目が行く。
脇道を通って街へ下っていこう。
途中、フランス山の風車に立ち止まり、パチリ。
ふむふむ、その昔、フランス領事館建設の際、井戸水を汲み上げるために風車が設置されていたそうだ。
それを平成16年にモニュメントとして、再構築されたと記されている。
🔶本日のランチ / 華正樓新館
またしても、気がつけば中華街。
毎度の萬珍楼から華正樓新館に鞍替えし、ランチメニューをチョイス。
前菜、スープ、メイン2品に焼売、チャーハン、デザートがセットされている。
ここで本日のホ・オポノポノ。
紹興酒ホット、ザラメ、レモンスライスで体調を整えよう!( ´艸`)
おや、スープが届いてしまった。
思わず啜りそうになったが、ここは後回しにして、紹興酒のアテとなる品から食べていこう。
これこれ、紹興酒との相性バッチリですなぁー。
焼売も大型でなく、2つにして食べるくらいのほど良い大きさで肉質もしっかりしまっていて美味だ。
おっと、追加注文しておいた海老蒸し餃子まで来てしまった。
これがまたこのお店のオリジナルということで、ぷりぷりっとしていて堪らんね。
これ、餃子なの?という食味だった。
薄味のチャーハン。
どうしてこんなにふわっとした食べ口に仕上がるんだろう。
家庭用と業務用のコンロの火力の違いか、と一人納得。
飲まずにおいておいたコーンスープを啜りながら、完食です。
デザートが到着。
これは、さっぱりした風味で爽やか。
炒め物やチャーハンなどを食べたあと、口をさっぱりするにはもってこい。
因みに愛玉子は、台湾特産の果実でメニューにゼリーという名前がついているが寒天やゼラチンは一切使わず、愛玉の実と水だけで作るそうですよ。
さあ~て、本日の目的はちょっと変わってしまったけれど、お腹も一杯になったことだし、帰るとしよう。
必ず早いタイミングでエミール・ガレにリベンジしますよ。
おしまい。
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