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横浜山手に〜鞍馬天狗現る〜

 久々、横浜山手にやって来た。
目的はエミールガレの作品を観ること、その一点。
突き動かされたのは、今年の春に見たこちらの記事だった。

※つきふねさん、断りなしに載せさせてもらいました。ご容赦を。

それまでなんとなく観てきたエミール・ガレ、記事とはいえ、きちんと観たのも初めてだった。
これで、諏訪の北澤美術館にいつか行ってみたいという衝動に駆られ、思いをずっとひきずって来た。

しかし、諏訪には日帰りも出来るけど、どうせ行くのなら美味しいお蕎麦屋さんや良さげな呑み屋さんにも寄りたいので、最短でも1泊コースが必須であると判断。

ならば、近くでガレの作品が観れないものかと調べたら横浜にあるではないか!
思い立ったら吉日、という事でいざ岩崎博物館へ。

🔶岩崎博物館

岩崎ミュージアムは、横浜開港期の西洋劇場ゲーテ座の面影を感じさせる服飾資料を中心とした博物館です。

1885(明治18)年に建てられた商業劇場ゲーテ座の跡地の一部です。シェークスピアの『ハムレット』など、 西洋人による生の西洋演劇に 触れることのできる当時唯一の劇場として、日本の近代演劇史に足跡を残しました。

1923年の関東大震災によって 当時のゲーテ座は崩壊しましたが、1980年、横浜山手の丘に建設された現在の建物は、学校法人岩崎学園 横浜洋裁学院(現:横浜fカレッジ)の 創立50周年記念事業の一貫として、服飾関係の資料、収集品を中心に展示する博物館として再生しました。

出典:横浜市観光情報サイトより引用


当時、シェークスピアの『ハムレット』など、西洋人による生の西洋演劇に触れることのできる唯一の劇場として、小山内薫北村透谷ら当時のハイソなひとたちが足茂く通った場所のようだ。

ガレやドームの作品約100点が所蔵されていましたが、撮影一切不可、ホームページにも記事に上げられる画像掲載もない為、あえなく玉砕した。

これはまいった。

ところで、国内でガレの作品を所蔵しているとされるのは、以下のサイトの通り。

10年前のサイトだが、全国に16ヶ所ほどある。
前述の北澤美術館か箱根 ポーラ美術館、栃木那須 エミールガレ美術館のいずれかに近いうちお邪魔してみようと思う。


しかししかし、横浜へ来て、このままでは引き下がれない。
それでは、ほど近いこちらにお邪魔していくとしこう。




🔶大佛おさらぎ次郎記念館



この日は、たまたま「鞍馬天狗」誕生100周年の企画展が開かれていた。


2階の展示室へ向かおう。
左側のライトの上部
に何かがいます。
拡大してみると、
そこにはなんと、、、。


鞍馬天狗
鞍馬山の奥、僧正ヶ谷に住むと伝えられる大天狗である。
別名、鞍馬山僧正坊。
牛若丸(のちの源義経)に剣術を教えたという伝説で知られる。
鬼一法眼と同一視されることがある。

鞍馬寺の鞍馬天狗
鞍馬引教では、鞍馬寺に祀られる尊天の一尊である大天狗、護法魔王尊、またの名を鞍馬山魔王大僧正が、鞍馬山僧正坊を配下に置くとする。
または、鞍馬山僧正坊と同一視する。
この教義が現在の形となったのは、鞍馬弘教が天台宗から独立した1949年以降である。

伝統芸能及び文学
鞍馬天狗(能) - 鞍馬天狗に取材したの演目。五番目物の天狗物。
鞍馬天狗(小説) -大佛次郎 作の時代小説。
ただし、舞台や物語は天狗とは無関係で、主人公が鞍馬天狗の二つ名を持つのみである。

出典:Wikipediaより引用

ということで、大佛次郎が小説として表したのは、幕末を舞台にした神出鬼没の勤王志士である主人公の剣士が名乗る名である。

映画では、嵐寛寿郎あらしかんじゅろうの当たり役となり40本ほど主演を務めている。

我が亡き祖父母が青年期、亡き父母にしたって幼少期の頃だろうけど映画なんて当時は庶民の娯楽ではなかっただろうから生前、一度も映画の話題を聞いたことがなかったなぁ、と回顧する。

そうは言っても、その時代の大スターだ。
世代は異なるけど、名前だけは知っている。
晩年、ヒーローではなく脇役でテレビ出演していたのを観ていたのかも知れない。

いずれにしても、変身もの、現在のウルトラマンや仮面ライダー、私の時代は月光仮面かな?
その元祖ともいうべき存在が「鞍馬天狗」なのだ。





たまには、趣き変えてこんな映画も良いかも!!


美空ひばりが子役の時代
少年杉作役で出演





左下で見上げている
のは、なんと
中村玉緒さんじゃおまへんか
クレジットが歪んだ






天皇の世紀の自筆原稿
朝日新聞に連載中、
休刊となり直後に死亡。
未完のまま、絶筆となった。


奥さんとのこのエピソード
が何とも愉快。
奥さんの切り返しに
座布団3枚!!!



横浜復興のシンボルだった
ホテルニューグランド
318号室で作品を紡いだんだね。
そして、桑田の歌にも出てくる
シーガーディアンで
大人の時間を愉しんで
いたようだ。


文庫本
右側の10冊の装幀は
横尾忠則作



鞍馬天狗の玩具




館をあとにして、沈床花壇にところどころ咲いている薔薇に目が行く。

沈床花壇のバラ➀
沈床花壇のバラ②
沈床花壇のバラ③




港の見える丘公園
からのベイブリッジ
は今日も健在だ。


脇道を通って街へ下っていこう。
途中、フランス山の風車に立ち止まり、パチリ。


ふむふむ、その昔、フランス領事館建設の際、井戸水を汲み上げるために風車が設置されていたそうだ。
それを平成16年にモニュメントとして、再構築されたと記されている。



🔶本日のランチ / 華正樓新館


またしても、気がつけば中華街。
毎度の萬珍楼から華正樓新館に鞍替えし、ランチメニューをチョイス。


前菜、スープ、メイン2品に焼売、チャーハン、デザートがセットされている。

前菜盛り合わせ


ここで本日のホ・オポノポノ
紹興酒ホット、ザラメ、レモンスライスで体調を整えよう!( ´艸`)


本日のご褒美


おや、スープが届いてしまった。

思わずすすりそうになったが、ここは後回しにして、紹興酒のアテとなる品から食べていこう。


たっぷりのコーンスープ


海老とスナップエンドウ
の塩味炒め


ナスのピリ辛麻婆炒め

これこれ、紹興酒との相性バッチリですなぁー。


特製焼売

焼売も大型でなく、2つにして食べるくらいのほど良い大きさで肉質もしっかりしまっていて美味だ。


海老蒸し餃子を追加
(食べ過ぎでっしゃろ)

おっと、追加注文しておいた海老蒸し餃子まで来てしまった。
これがまたこのお店のオリジナルということで、ぷりぷりっとしていて堪らんね。
これ、餃子なの?という食味だった。


仕上げのチャーハン
(2人分)

薄味のチャーハン。
どうしてこんなにふわっとした食べ口に仕上がるんだろう。
家庭用と業務用のコンロの火力の違いか、と一人納得。

飲まずにおいておいたコーンスープを啜りながら、完食です。

愛玉ゼリーオーギョーチー

デザートが到着。
これは、さっぱりした風味で爽やか。
炒め物やチャーハンなどを食べたあと、口をさっぱりするにはもってこい。

因みに愛玉子は、台湾特産の果実でメニューにゼリーという名前がついているが寒天やゼラチンは一切使わず、愛玉の実と水だけで作るそうですよ。


半個室はこんな感じ

さあ~て、本日の目的はちょっと変わってしまったけれど、お腹も一杯になったことだし、帰るとしよう。

必ず早いタイミングでエミール・ガレにリベンジしますよ。


おしまい。


Thank you for reading!






#芸術の秋 #食欲の秋 #鞍馬天狗 #横浜山手 #横浜中華街
#愛玉子 #賑やかし帯 #大佛次郎 #エミール・ガレ #おいしいお店

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