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人生へのご褒美旅/ハワイ・オアフ島  (第3日目)


🔶旅

第3日目

 いよいよ、この旅一番の目的地である『ポリネシア・カルチャーセンター』へ向かいます。

2日目同様にホテルのルアナラウンジで朝食を済ませ、ランチの品を購入に隣接するABCストアーに向かう。
というのも、ポリネシア・カルチャーセンターでは、外食するより持ち込んで食事を摂った方が良いと判断し、前以て、食事が摂れる場所があると確認してあった為だ。

サラダ、カリフォルニアロール、サンドイッチを購入。
シメて、19.53ドル。日本円で3,000円ちょっと。
日本の約2.5倍の感覚だ。

さて、ボチボチ集合場所の1階ホテル裏へ。

日本人らしき人は見当たらない。
案内係の人も全てイングリッシュ。

大型バスが2台停車しており、確認したところ乗車まで該当のバス乗車口に添って並ぶよう指示される。

日差しが強い中、10分ほど並んだろうか?

乗車口でメンバーチェックしていけば済む事なのに、如何にも手際が悪い。
日本だったらもっとスムーズに対処するだろうが、皆文句も言わず並んでいた。

一路、ノースショアにある
ポリネシア・カルチャーセンターへ


 ようやく乗車。ふ~っ、暑い。
ほぼ9割方白人、我々の席の前の2人が言葉から韓国人のようだ。
昨夜のビュッフェの時と同様、このバスも日本人らしき人は見当たらない。

さあ、ここから約1時間強掛けて、北部にあるポリネシア・カルチャーセンターに向けて出発です。


現地男性ガイドさんが乗車時より喋くりまくり。
現場到着までとどまることなく喋り続け、ときたまどどっと笑いを誘う。
当然の事ながら、オールイングリッシュ。

乗車して10分ほどした辺りで、帰りは3番車両に乗るよう、忘れないように画像保存するよう幾度となく繰り返される。

あっちこっちでスマホをパシャパシャ。

仕方なく従ってパシャ
3号車しっかり保存しましたよ。


🔷ポリネシア・カルチャーセンターとはこんなところ

ノースショアにある町ライエに位置し、ポリネシアの文化の保全と、隣接するブリガム・ヤング大学ハワイ校の学生の奨学金支援の為に1963年に設立された非営利団体です。
広大な敷地内には、6つのポリネシアの村、レストラン、大型イブニングショー施設などがあり、それぞれのポリネシア村では、ショーやアクティビティが体験できます。

〇6つの村
サモア、トンガ、アオテアロア(ニュージーランド)、タヒチ、ハワイ、フィジー。
ラパヌイ(イースター島)は展示のみ。

※ラパヌイ村がポリネシアカルチャーセンターにない理由
かつて隆盛を極めたラパヌイの人々ほとんどは、彼らの伝統と歴史とともに失われてしまいました。
考古学者や歴史家は、ラパヌイ人を滅亡へ導いた原因を見つけようと長年、研究した結果、飢饉と病気、自然環境の悪化により、人々が死滅したという結論に至ったようです。18世紀にやってきたヨーロッパ人がもたらした病気が一番の要因ではないでしょうか。

🔷ポリネシアとは

サモア、トンガ、アオテアロア(ニュージーランド)、タヒチ、
ハワイ、ラパヌイ(イースター諸島)を指します。

地図上では、北のハワイと南のアオテアロア(ニュージーランド)、東のラバヌイ(イースター島)の3点で結んだエリア。 

フィジーはメラネシアに属します。

出典:公式HP

詳しくは下記HPをご覧ください。



到着しました。

🔶ポリネシア・カルチャーセンター

ちょっとしたバス旅だったが、予定通り12時前に到着!

降車時、皆チップを渡している。見たところ、2ドル渡しているようだ。
このバスではチップ不要と聞いていたのだが、、、。
同じように2ドルを渡し、Thank youと小声で告げるとニコッとして、「Thank you」と反応してくれた。

バスを降りて歩きだしてから、はたと気が付いた。
どこでどうすれば、いいのかが全くわからない。
チップも渡したことだし、ガイドさんに訊いてみよう。

日本語が話せるスタッフはどこにいるかを尋ねた。
「Excuse me, where I can find stuff who can speak Japanese?」
中学生レベルでもどうにか通じた。

答は簡単。
カルチャーセンターのチケット売り場まで行けばいるので、そこへ行ってみてくれ、だって。
そりゃそうだと、チケット売り場目指して中へ進んで行く。



ハマナ・カリリ像

ハマナ・カリリの像
サトウキビ工場で働いていた時にローラーに手をはさんでしまい、親指と小指だけになってしまったハマナ・カリリが通行人や観光客に2本指だけの手を振って挨拶をし、それに2本指で応えたことからシャカサインとして知られ広まったそうだ。
つまり、シャカサイン生みの親、発祥の地って訳だ。

さらに、中へ進んでいくと人だかりができていて何やら賑やか。
ウェルカムダンスでお出迎えしてくれている。
しばし、見とれて動画撮影を。

ウェルカムダンスでお出迎え①
ウェルカムダンスでお出迎え②
ウェルカムダンスでお出迎え③
ウェルカムダンスでお出迎え④


終わったところで、チケット売り場へ向かう。
かなり人混みが出来ているが、日本人スタッフは見当たらない。
「Sorry, Do you have stuff who can speak Japanese?」
ここも中学生レベルの英語で脇に立っていたスタッフに尋ねた。

ここでようやく若い男性の日本人スタッフに出会えた。
持参した予約表を正式チケットに切り替えてもらい、そこで彼から提案があった。
「もし、宜しかったら日本人のガイドをおつけする事も出来ますけど、如何でしょうか?」
聞けば2人で50ドル(約8,000円)とのこと。
ワケもわからず見て回るのも大変なので、ここは二つ返事でお願いする事にした。

日本人ガイドさんの調整が済んだという事で、若くて可愛い女性ガイドMさんを引き合わせてくれた。
小学生を連れた夫婦とその母親の4人を先に案内していたので彼等に合流し簡単に自己紹介。


ここからは、画像中心です。

なんと言っても、ただ周るだけでも3日間掛かるそうなので時間の限りもあり、ガイドさんの引率でサクサク行きます。

この船は、1本の木から出来ているそうだ。
全長10m位


TATOO STATION
こちらの5種類から選び、ホリホリしてもらう。
EijyoはCHIEF
家内はPRINCESS
残念ながら、プリントでした。( ^)o(^ )
近々出航予定の大型船
とにかく大きくて収まらない


ここからカヌーに乗ります。
カヌー乗り場
待合場所
先頭にいるパープルの制服が
日本人ガイドMさん
トンネル抜け
開けた場所に
反対側からも
すれ違いざまに
ALOHA!
カヌーから
モヤイ像の後ろ姿が見えてきた


上陸し、再び歩きます。


この旅で初めて
ハイビスカスが咲いていた
やしの木にたわわに実った
ココナッツ



ランチにしよう!

 ショーが始まるまで、前から3列目くらいの席を確保だけして、ひと気のない後部座席でいただくとしよう。

朝、ABCストアで購入したサラダとカリフォルニアロールをパクつく。
そうこうしていたら、どんどん人が集まってきて中ほどまで一杯になってきた。
これはまずい。サンドイッチは手つかずのまま、確保した席に戻った。


躍動感あるポリネシアンダンスを早送りで6コマどうぞ。

女性は腰をしなやかに振りながら前に進む
男性はパタパタとO脚を開いて閉じてを繰り返す。
ここまで来てクルリ。
ここで前を向き、
女性は腰をゆさゆさ揺りながら
男性はパタパタとO脚を
開いて閉じてを繰り返す。





RAPANUI
ポリネシア語でイースター島


アフ・トゥー・コイフ
(トゥー・コイフの祭壇)
トゥー・コイフは、モアイ像を造る
風習を始めた人物の名前。

アフ・トゥー・コイフ  (※頑張って、訳してみました。)
アフは、ラパヌイの祭壇であり、高位の首長の埋葬場所。
祭壇はモアイや石像の下の台座を示し、モアイはその下に埋葬された人々の姿を表しています。 このアフ(台座)は、アフ ナウ ナウという名前のラパ ヌイにある実際のアフの部分複製です。
アフは、ラパヌイの歴史にとって重要な島の伝統的に重要な地域にあり、ラパヌイのこのアフが立っている地域はアナケナとして知られています。
ラパヌイの最初の入植者は、アリキまたは酋長ホトゥ・マトゥアの指揮の下アナケナに到着したとされています。
このモアイは、ラパヌイにある実際のモアイの半分の大きさで彫られています。

小ぶりなモアイ像
popoさん、あやのんさん
是非、写仏願います!😅


横たわるモアイ像



トンガのダンサーとパチリ
トンガの人達は大柄で体格の良い人が多い
と説明があった。確かに!


ガイドさんのおつきはここまでです。

この後、ディナービュッフェ、そして、ナイトショー『HA:ブレス・オブ・ライフ』へと移っていきます。

このあとの行動について、ガイドさんから注意事項の説明があった後、お開きに。一生懸命務めて貰った日本人の若いガイドMさんとのお別れタイムだ。
一緒に回った人達ともここまでで、後は自主行動に。

我々は、いくつか確認しておきたいことがあったので最後までMさんと話していた。
Mさんは隣接するブリガム・ヤング大学ハワイ校の学生であることは、ガイド頂いている間に訊いていた。

ここで、労いにと思い、切り出してみた。
「お昼食べきれなかったので、サンドイッチ良かったら貰ってもらえませんか?持って帰れないし、、、。」

Mさん:「いいんですか?」

「残りもので悪いけど、手を付けてないので。」

Mさん:「嬉しいです。実は、、、」

見ると、目が真っ赤で少し涙ぐんでいる。

Mさん:「ここ2日、何も食べてないんです、、、。」
ここで一気に涙があふれて、こぼれた。

Mさん:「学費優先で苦しくて、、、。すみません。」

家内:「いいのよ。学費が結構高いんですね?たいへんね。」
   「でも、ちゃんと食べなきゃだめよ。」
   「女の子は特にね。」

思いもしない展開に、我々ももらい泣きしそうになった。
日本から遠く親元から離れて、ただでさえ大変だろうにと、とても切なくなった。

我々夫婦:「頑張ってね。でも、ちゃんと食べないとダメだよ。」
娘に問いかけるような気持ちで、別れを告げるのであった。


その後、どうしているだろうか?
時折、気になっている。




ディナータイム

🔷ビュッフェ・ディナー

手続き後、並んでいた数名の人達と共に席を案内される。
少し遅めだったため、ホール内は一杯で外の席に通された。

ゲートウェイ・レストラン

750人収容の大ホール
終了間際
750人収容の大ホール

 ビールを呑みたい気分だったが、スタッフに尋ねたところアルコール禁止とのこと。残念!ハーブティーで我慢だ。
サラダ、食べたい物をチョイスして盛りテーブルへ戻る。
ランチから時間が経ってない事から食欲ふるわず、それでも2人で4皿ほどをたいらげた。
まぐろの刺身があったのにはびっくり。

サラダ類


フライ、魚貝、焼き野菜など



ナイトショーの会場となる、パシフィックシアター。
全席指定でスタッフにリードしてもらい着席。
前列3段目の好位置。
隣りに座っていた同年齢位の女性が「Hello」と声掛けてきたので、日本から来たと伝えた。
彼女は初めてハワイに来たけど、と言ってきたので私もFirst timeだ、家内は2度目と伝えた。なんでもアメリカ国内から外に出るのは、初めてと言っていた。

パシフィックシアター
2,650人収容の屋根付き劇場

画像撮影が困難だったので、HA:ブレス・ライフのショーについては、あらすじとYouTube動画ダイジェスト版をご覧頂ければと思います。
1時間近くに渡る感動的なお芝居をお見せ出来なくて、とても残念です。

🔷HA:ブレス・オブ・ライフ

 (ストーリーあらすじ)公式HPより引用
 嵐の中、木の葉のように海に浮かぶ一艘のカヌーが島にたどり着きます。
主人公マナと両親が漂着したのは、トンガでした。彼らは自分達を取り囲むコミュニティの大切さに気付きます。
場所は変わって、ハワイ
幼いマナは伝統的な子供の成長を祝うルアウで誕生日を祝ってもらいます。
そして、アオテアロアと呼ばれるニュージーランドでは、マナは少年から青年へと成長します。
サモアではラニという美しい少女と出会い、恋に落ち、ラニの家族に認められるよう努力を重ねます。
そして、二人はロマンチックなタヒチで結婚の儀式を行います。
フィジーでは部族間の闘争に巻き込まれ、マナは悲しくも父親を亡くします。
その後、マナとラニの間に子供が誕生し、また新しい物語が始まるのです。

このように、場面を6つの場所に移していきながら、ドラマは展開しました。
最後のクライマックス、民衆が歓喜に包まれるシーンが目の前で繰り広げられ、とても感動し胸がいっぱいになりました。

出典:公式HPより

ここで、とても運が良いことに今年度のファイアーナイフダンス選手権大会の当日に当たりました。
何も知らずに行っての偶然にびっくり、なんという幸運なのでしょう。

🔷ファイアーナイフダンス世界選手権大会

予選を勝ち上がった3人が優勝かけて、プレーします。
まず、1人目です。

1人目①、心なしか緊張感からか、
あまりキレがない。
1人目②
1人目③


 ここで日本人ダンサーの登場だ。ムア史弥ふみやさん(本名:松島史弥さん)。
ここに日本のダンサーが舞台に立つなんて、同じ日本人としてとても誇らしい。

キレッキレの動きで観客に訴えかける
気迫満点のプレーだ。
小気味よい動き
贔屓目に見ても、1人目の人より
俊敏にプレーしているように見える。


最後に貫録のあるダンサーが出てきた。

登場から一味違うパフォーマンス
炎の勢いが全く違う。
異次元の動きだ。
2本を連結するスゴ技
ド迫力
フィニッシュ・ポーズ

結果は、見た順通りの順位となった。
それにつけても、日本人が世界選手権で2位とはすごい、すごすぎる。

優勝者、ビクトリーラン


出典:エキサイトニュースより

今回2位になったムア史弥さん(松島史弥さん)ですが、日本からは過去に何度も選手を送り出しており、記事にもあるように2018年にアジア人として初めて2位になったお兄さんのバル優弥さん(松島優弥さん)に次ぐ快挙とのことです。

この夜は、HA:ブレス・オブ・ライフのショー、そしてファイアーナイフダンス世界選手権大会とふたつも感動をもらった。
素晴らしい一日だった。


こうして、ショー閉幕と共にどっと出口へ人が流れた。

21時を回り、暗いこともあってバス乗り場が分からない。
なんとか駐車場係に尋ね、事なきを得た。

行きのバスの中で説明があった3号車へ向かった。
辿り着けば、既にほぼ満席。

ホテルのあるワイキキへ

行きと同じように後部の席に座り、一路ホテルのあるワイキキへ。
帰りのガイドさんは静かで社内も静まり返っていた。

雨がかなり降り出したが、ホテル入口まで送り届けてくれたので濡れずにすんだ。

自然豊かな環境とポリネシアの人達の文化に触れ、大大満足の1日だった。

次は、予約しておいたレストランランチ、カメハメハ大王、週末のヒルトンハワイアンビレッジでの花火に向かいますのでお楽しみ頂ければと思います。


最後までお付き合いいただきありがとうございました。


旅は続きます。


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Eijyo
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