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身体感覚を高める為の「3つの行動」
「女性の気持ちがよくわかりません。」
「このLINEにどう返したら、正解なんですか?」
恋愛に悩む男性達から、よく発せられる質問。
「どんな商品を作ったら売れるかわかりません!」
ビジネスで悩む人達にありがちな、これらの悩み。
実は、「これらを解決する鍵が身体感覚にある」と聞いたら、どう感じますか?
・・・
どうも、EIJIです。
冒頭でお伝えした
「女性の気持ちがわからない」
「買い手の気持ちがわからない」
という悩み。
これらを解決するテクニックやメソッドは、いろいろ流通していますが、根本を辿ると、そこには「察する力が足りない」という問題があります。
その察する力。
一般的には、社会性が芽生えて、不特定多数の人達と関わることで育まれていくと言われています。
それも1つの側面ではあるんですが、それに加えて
「身体感覚の鋭さ」。
これも、察する力、ひいてはコミュニケーション能力全般に大きな影響を与えます。
実際、身体感覚が鈍い人の中には、相手の気持ちを察する力が弱く、意図を汲み取るのも苦手な人が多いです。
つまり、ちょっとした感覚入力(微細な表情の変化や、リアクション)を感じ取って、認識する力が弱いんですね。
その結果、女性から「非モテ男認定」されてしまい、顧客からは愛想を尽かされてしまう。
そこで、今回は
「身体感覚を高める為の3つのアクション」
というテーマで話をしていきます。
身体のパフォーマンスを高めたい人はもちろん
「女性の本音を理解したい」という人や
「商品作りやプロモーションで絶対失敗したくない!」
という人にも役立つ内容なので、よかったら参考にしてください。
方法1:アトランダムな感覚刺激
「ハンマロビクス」というトレーニング法があります。
これは、ハンマー投げで有名な室伏広治が考案したもので
「デッドリフトやスクワットをやる際、バーベルにワイヤー付きのハンマーをぶら下げて、中腰の姿勢でハンマーを揺らしながらバランスを保つエクササイズ」です。
「集中を固定するのはよくない。次々と変化に対応させながら、集中姿勢を保つことが重要だ。」
彼は、著書の中でそう言っています。
これは、我々が身体感覚を高めるうえで、大きなヒントになります。
我々は、放っておくと楽な方、楽な方へ流れていこうとする習性があります。
「効率化」や「仕組み化」が流行っているのが、その証拠です。
その結果、いつもと同じような行動を、いつもと同じようにおこない、固定化された日々を過ごすだけの人が増えました。
毎日、同じ刺激、同じ感覚入力の繰り返し。
そこには、アトランダムな感覚刺激がほとんどありません。
その結果、身体が、咄嗟の判断や、反射的対応をする必要が無くなり、身体感覚がどんどん衰えていったのです。
・・・
その状態を改善する為に、私は
「日常の中で、アトランダムな感覚刺激を入れること」
をおすすめしてるんですが
「アトランダムな刺激」と言っても、難しく考える必要はありません。
室伏氏みたいに、バーベルの横にハンマーぶら下げて、スクワットやってやるぜ!なんて、気合の入った人はそういないですからね(苦笑)
そこで私がおすすめしたいのは
「日常でおこなっている動作を、あえていつもと違うやり方でやってみる。」というものです。
例えば、あえて利き手じゃない方の手で、歯磨きをやってみる。
実際やってみるとわかりますが、いつもやっているはずの動作が、手を変えただけで、びっくりするくらいできなくなります。
最初は、磨き終わるのに何十分もかかるかもしれません。
でも、これがいいのです。
ぎこちないながらも毎日続けていくと、だんだん感覚器官が適応し、やがてスムーズにできるようになります。
その結果、新しい神経経路が生成されて、神経伝達がスムーズに
(つまり感覚が鋭く)なります。
他にも、私がよくやるのは、「階段を逆向きで登る」というもの。
これもやってみるとわかりますが、最初は、フラフラ不安定で、思わず手すりにつかまってしまうかもしれません。
でも、慣れてくると、やがて1段飛ばしでも楽に登れるようになります。
私の場合は、マンションの非常階段を使ってやってますが、人通りが少ない場所ならどこでも構いません。
(1度、駅のホームで試しにやってみたら、目の前から女子高生が歩いてきて、バッチリ目が合って、死にたくなりました(笑))
こんな感じで、「日常生活の中で、アトランダムな感覚刺激を取り入れる」。
まずは、この方法がおすすめです。
方法2:正しい呼吸と身体動作を身に着ける
ちょっと想像してみてください。
あなたは今東京にいて、できるだけ早く新大阪駅に行きたいとします。
そんな時、以下の1と2、どちらの方法を選択しますか?
1.今すぐ新幹線の切符を買い、まっすぐ新大阪に向かう。
2.レンタカーを借りて、下道で、うねうね蛇行しながら新大阪に向かう。
・・・
よほどひねくれた人じゃない限り、たぶん「1」ですよね?
身体感覚というのは、ものすごく簡単に言うと
1.感覚器官(皮膚や筋肉など)
↓ ↓ ↓
2.中枢神経(脊髄)
↓ ↓ ↓
3.脳
このルートのことです。
「身体感覚が鋭い」というのは、上記の感覚器官~脳までのルートが正常で、神経の伝達速度が早い状態のことです。
(正確に言うとめっちゃ長くなるので、あえて簡単に説明してます。)
逆に言うと、神経伝達のルートが歪んでいる場合。
身体感覚が鈍くなり、「察する力」も弱くなります。
また、「運動神経」も悪くなり、ケガもしやすくなって散々です。
このように、身体感覚を鋭くする為には、感覚器官~脳までの「神経経路」を正常にする必要があるんですが
その為に重要なのが、「正しい呼吸と身体動作を身に着けること」です。
・・・
平均的に、人は1日「3万回」呼吸し、日本人の多くは「5000~8000歩」歩くと言われています。
その、3万回の呼吸と、8000歩の歩行。
これらが全て、「正しくない方法」でおこなわれていたらどうなるでしょうか?
1日3万回、莫大なエネルギーロスが生じるのはもちろん、神経伝達のルートがどんどん歪み、それと比例して感覚も狂っていきます。
今、呼吸を例に挙げましたが、「歩く」、「座る」、「立つ」、「腕を持ち上げる」などの身体動作も同じです。
日本人の多くが、現代的な生活スタイルのせいで
「正しく座る、立つ、歩く」ということができないのはもちろん
「両腕を挙げる(バンザイする)」ということすら、正しくできなくなっています。
つまり、普通に生活しているだけで、身体は歪み、本人が気づかない所で、身体感覚も衰えていくのです。
「でも、わい、呼吸とか歩くとか、特に問題感じたことないで!」
もしかしたら、そう感じるかもしれません。
ただ、私自身これまで、コンサルなどを通じて、様々な人の身体を診てきましたが
「正しく息を吸って、正しく息を吐く」
「両膝を曲げて、立ち上がる(スクワット)」
という簡単な動作すら、正しくできている人は、ほとんどいませんでした。
(それは、プロのトレーナーや、アスリートも含めてです。)
なので、ほとんどの人がそうなっていると考えて問題ないです。
もちろん、その人自身が悪いわけじゃなく、現代の日本人の生活スタイルを考えれば、仕方がないこと。
だからこそ、「呼吸や身体動作を正しい状態に戻す」という意識をしっかり持ってほしいんですね。
その、正しい呼吸と身体動作の身に着け方。
できれば、直接身体を診せてもらうのが一番なんですが
(人それぞれ、エラーが生じてる原因が微妙に違うので)
メルマガでもある程度は解説しているし、今後NOTE記事でも話すかもしれません。
今回は長くなるので割愛しますが、興味があればそちらを確認してください。
方法3:神社参拝
「これまでマジメな身体の話が続いたのに、なんでいきなり神社なんだ!」
もしかしたら、そう感じるかもしれません。
たぶん、1年前の私が聞いても、そう感じました(笑)
ただ、神社参拝は、運が良くなるというメリット以外にも、「身体感覚を研ぎ澄ます」という意味でも非常に効果的なのです。
神社に神様がいるかどうかは、いったん置いといて
神社って、凝縮されたエネルギーが集まる場所です。
訪れた人達の祈りの気持ちが、想念(エネルギー)としてその場に残ります。
その想念が強ければ強いほど、数が多ければ多いほど、その場に集まるエネルギーは大きくなります。
(実際、物理学者の中には、「神社の神様の正体=その場に集まった想念の集合体」という人もいます。)
そのエネルギーの集合体を、全身の感覚器官をフル稼働して、感じてみる。
そうすることで、身体感覚は研ぎ澄まされていきます。
あれは、2020年の冬。
私は初めて、伊勢神宮に参拝しました。
2020年の前半までは、特に神社に対する関心も無く、初詣で行って、賽銭箱に5円玉投げて、パンパン手を叩いて終了でした(笑)
ただなんとなく、「伊勢神宮はいつか行ってみたいな~」と思っていて、ふとしたきっかけでそれが叶い、行くことになりました。
なったのですが、その時の体験は、今でも忘れられません。
伊勢入りした初日、伊勢神宮の外宮(げぐう)の近くにホテルを取ったのですが、着いたのが、夕方の4時頃。
翌日、本格的に参拝する予定だったんですが、「ちょっと様子を見てみよう」と思い、1人で外宮に行ってみました。
伊勢神宮の外宮は、2つの鳥居をくぐった後、広めの参道がしばらく続くんですが
その参道の端っこを、1人で歩いていた時のことです。
突然身体全体にとてつもない重量感を感じ、歩くスピードがどんどん遅くなりました。
言語化するのが難しいんですが、エネルギーの塊が身体全体に乗っかって、それを背負ったまま歩いてる感じです。
ナメック星に到達するまで悟空が宇宙船の中でやっていた、重力アップトレーニングみたいなイメージです。
「なんだこれ、すごいな、すごいな。」夕日が沈む伊勢神宮で、おっさんが1人ぶつぶつ言いながら歩いて、気持ち悪かったと思いますが(苦笑)
それだけすごい体験でした。
実は伊勢神宮に関しては、翌日さらにすごい体験があったんですが、それはまた機会があったら話したいと思います。
身体感覚アップの為の神社参拝
今のは極端な例ですが、わざわざ伊勢神宮にまで行かなくても、身近な神社でも似た感覚を得ることはできます。
鳥居をくぐったら、(もしあれば)お手水で手と口を清めて準備を整える。
その後は、日常の雑念や悩みはいったん忘れて、頭の先からつま先まで、全ての感覚を解放して、その場の空気を感じてみましょう。
そよ風が頬に当たり、木々のざわめきや、鳥たちの声が聞こえてくるかもしれません。
それらを味わいつつ、身体全体で神社の空気を感じてみる。
すると、ある時
「あれっ、この場所に立ったら、なんか空気が変わったな。」とか
「なんかあの辺りに、光っぽい物を感じるな。」
そんな瞬間が訪れます。
そうしたら、その感覚を味わいつつ、自分の中にその感覚をインストールするよう、意識してください。
そうすることで、あなたの身体感覚はどんどん磨かれていきます。
オカルトっぽく聞こえるかもしれませんが、実際やってみると結構楽しいので、よかったら、やってみてください。
まとめ
さて、「身体感覚を高める為の3つのアクション」ということで今回は
・恋愛やビジネスがうまくいかない人の多くは、相手の気持ちを「察する力」が衰えている。
・その「察する力」は「身体感覚の鋭さ」と深い相関関係がある。
アクション1:アトランダムな感覚刺激
→ 日常でおこなっている動作を、あえていつもと違うやり方でやってみる。
アクション2:正しい呼吸と身体動作を身に着ける。
→ 1日「3万回」歪めてしまっている神経伝達のルートを、正しく直す。
アクション3:神社参拝
→ 頭の先からつま先まで、全ての感覚を解放し、その場のエネルギー(想念)を感じてみる。
今回も盛りだくさんでお送りしましたが、提案しているアクション自体はいたってシンプル。
今すぐできることばかりなので、ぜひ今日からでも実践してみてください。
では、また!
EIJI