神聖なものの隣には俗物がある
こんにちは、こんばんは、おはようございます。
はてさて、プロフィールにも書きましたが、長年、在宅のケアマネジャーをしていますが、介護の現場からケアマネジャーになったきっかけから今日は入ります。
よくわからないけど話すことが必要と感じていた頃
若かった自分は、なんとか役に立たないといかんと思い、業務もするも、ご利用者さんのことをちゃんと知らないと必要なことができないんじゃない?って考えたわけです。
よって、もっとコミュニケーション取る時間を持ちましょうよーって上司やら施設長に話をしたわけです。
しかし!
帰ってきた言葉は、「お前の話はいくらになるんだ!」でした。
はい?って感じでしたが、とりあえず解釈しようとはしてみました。
結果、、、よくわからなかったんです(笑
そこから数年、果たしてどういうことなんだろうと考えて、考えて、考えて。
まあ、よくわからんけど、ご利用者さんのこと知らないといけないことは間違いないわけだしって時間外で話をしにいってました。
でもって、ケアマネジャーになったらもっと話ができるんじゃない?って考えに至ったわけです。
現実と気づき
晴れて、ケアマネジャーになったわたくしは、意気揚々と訪問面接に行きました。が、、、現実はきびしく、自身の面接技術の足りなさを痛感するのでした。
そこで、思い返したのが、「お前の話はいくらになるんだよ」でした。
ってことで、お金取れるぐらいになりなさいよって思った自分は、ここから長年、面接技術やアセスメントを学ぶ日々となりました。
そして、気がつけば20年。。。
確かにいろいろなことを学びました。でも、待っていた現実は、介護現場にいた頃と変わらない自分。
あれ、事務処理が忙しくて、そんな話もできてないし、ご利用者さんのことよくわかってないんじゃない???
まだまだ、修業は足りないようですね。
ってことで、(他にもいろいろと理由はたくさんあったのですが、、、)ご利用者さんが手の届く範囲にいつもいるけど、施設じゃない今の職場に転職することに決めたというわけです。
移って数か月、手探りの日々ですが、なんとなく見えてきているように感じています。
新天地でのできごと
ちょっと、話は変わって、そんなある日、とあるご利用者さんのお宅に歩いて行った帰り道、学生さんたちに地域案内をしているガイドさんの大きな声が聴こえてきました。
「神聖な場所の隣には俗物があるんです!!」
ん??どういうことなんだろう?
今の職場は、歴史的建造物等々の文化財がたくさん点在する地域にあり、由緒ある神社の近くでの出来事でした。
ついつい気になって聞耳を立ててゆっくりと歩いていると、ちょうど神社の横に遊郭があったという説明をしているようでした。
そのまま、通り過ぎたので、そのあと、どんな説明をしていたのかはわかりません。
その後、気になって、調べ倒してみましたが、「神聖な場所の隣には俗物がある」という定説はみつかりませんでした(笑
※もし定説を知っている人がいたら教えてください。
そこで、今一度考えなおしてみると、そもそも「神聖」と「俗物」ってなんなんですかねって話ですよね。
たぶん、ガイドのおじさんがフルパワーで伝えていたことや「神聖」=「神社」、「俗物」=「遊郭」という定義に引っ張られていた気がします。
少し、頭をクールダウンさせて考え直した結果、、、
「神聖」とは、人の理想や信念であり、「俗物」は、人や人の暮らしそのものってことじゃないかと。
人って道徳や信念をもって自分を律しようとするけど、弱いもので大なり小なりの欲求、煩悩には勝てない。けれど、気の向くままに堕落すれば、這い上がろうとするってことなんでしょうかね。
いずれ、この話題で誰かとトークセッションでもしようかと思いましたとさ。
それでは、また。