【読んでよかった2021】
今年は200冊くらい読書したので、読んでよかった本を紹介して1年を振り返る。1冊1冊で感想を述べると長文になってしまうので、印象に残った一説を掲載。なお、読書対象は主にkindle unlimited、kindleセールで小説・ビジネス系が多い。2022年からはnoteに読書感想をアウトプットしていこうと思う。できる範囲で。
1位 『蒼穹の昴シリーズ(蒼穹の昴、珍妃の井戸、中原の虹、マンチュリアンリポート)』
堂々の一位。梁文秀・春児の出世道、李鴻章将軍のネゴ、張作霖の男気、宋教仁の演説、格好良すぎる。
2位 『サピエンス全史シリーズ(サピエンス全史、ホモデウス、銃・病原菌・鉄)』
kindleセールに釣られる。以下、好きな一節記すが、サピエンス全史もホモデウスも、訳者あとがきが心のモヤモヤを認識・言語化するのに優秀すぎる内容。訳者・柴田裕之さん最高。
3位 『貴志祐介シリーズ(黒い家、悪の教典、天使の囀り、クリムゾンの迷宮、ダークゾーン、青の炎、雀蜂、十三番目の人格…よかった順)』
サイコパス系読み物として秀逸。どの小説だったか忘れたけど、人類はサイコパスに進化する、というのがなぜか腑に落ちる。悪の教典で感じたのは、会社ではハスミンのように、IQが高く、コミュニケーション能力(?)が高く、感情の起伏が少ない(無い)人が理想のビジネスマンではなかろうか。サイコパスである必要はないが、求められる能力を足し合わせるとサイコパスになる。逆に、家庭教師の石田憂実や生徒の片桐怜花のようにEQが高い人は、現代で生きづらく、集団の中では心をすり減らされる。たとえIQが高くても、直線的に目的に向かうサイコパスにアドバンテージがある。
4位 『新訳 ハイパワー・マーケティング あなたのビジネスを加速させる「力」の見つけ方 (角川書店単行本)』(ジェイ・エイブラハム著)
他のマーケティング本よりよっぽど本質的。個人事業主の友人にプレゼントしたい実践向き名著。良かった。
5位 『ティール組織 ― マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現』(フレデリック・ラルー, 嘉村賢州, 鈴木立哉 著)
無駄に強いガバナンスやPDCAによる経営は社会主義的と言う意見がすごく刺さった。行政の起業者支援で感じていた違和感はこれによる。