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なぜ大臣はおじさんが多いのか

財務省や経済産業省などは多くの人が聞いたことがある名前でしょう。

他にも農林水産省、警察省、文部科学省、環境省などがあります。

これらの省庁では国家公務員と呼ばれる人たちが働いています。国家公務員は選挙ではなく、試験によって選ばれます。なので、私たちも試験や面接をクリアすれば国家公務員になるチャンスがあるのです。

ところで、国家公務員と政治家(国会議員)の関係はご存知でしょうか。普通の会社では、大まかに会長→社長→部長→課長→係長→平社員という役職が存在しており、新入社員は会社内でひとつずつ役職を上げていくイメージだと思います。

省庁の内部の仕組みもそのように考えると理解しやすくなるでしょう。

省庁のなかで会社における経営者に相当するのは誰でしょう?

それが誰でも知っている内閣総理大臣です。総理大臣は省庁でのトップの役職といえます。その次が大臣になります。総理大臣や大臣は国会などによくいるので知っている人も多いでしょう。

大臣の下につくのは副大臣であり、そのさらに下は大臣政務官と呼ばれる役職となります。

ここまでを一回整理しましょう。トップから総理大臣→大臣→副大臣→大臣政務官です。省庁の役職を上から紹介してきましたが、ここまでで気づいたことがある人はいますか……?

実はここまでの役職はすべて国会議員で構成されているのです。(一部大臣を除く)()で大臣を除くといったのは、大臣は総理大臣の指名によって民間人でもなることが可能です。しかし、少なくとも半分以上は国会議員の人で構成されます。

省庁で働く人は国家公務員であるというイメージが強い人も多いと思いますが、実は省庁の高い役職は国会議員によって構成されているのです。

さて、続いて役職の説明に戻ります。

大臣政務官までを紹介しました。この下につくのが事務次官という役職でここからが国家公務員で構成される役職となります。逆に言うと、国家公務員にとっては事務次官がトップの役職になります。

そしてその下が官房長、さらに下が局長、その下は局長のスタッフとしての審議官、そして課長、課長補佐、企画官……と続いていきます。

よって、ここまでをまとめると

上から、総理大臣→大臣→副大臣→大臣政務官→事務次官→官房長→局長→審議官→(部長)→課長→課長補佐→企画官→……

となります。普通の会社と比べると区分が細かくてわかりにくいと思いますが全体のトップが総理大臣であり、国家公務員のなかでのトップが事務次官となります。

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