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第一回 尾田栄一郎先生 「MONSTERS」から学ぶ 漫画術&読み切り術

皆さんは尾田先生の読み切りを見たことがありますか?

私は尾田先生の読切の中でトップ争いをするのがこの「MONSTERS」だと思います。

になみにMONSTERSは「WANTED!尾田栄一郎短編集」に収録されておりジャンプ+ご購読できます。

先に読んでからの方がよくわかると思います。

その「MONSTERS」の構成がどうなっているのか全力で分析して、皆さんに活用していただきたいと思います。

あらすじ

   最強の剣豪「キング」との戦いを夢見る侍・リューマは放浪の末、野垂れ死に寸前で街に辿り着き、フレアという女性に助けられる。その街には、小さい頃にフレアを竜から助けた一流剣士シラノもいた。そこでリューマは、竜(ドラゴン)の襲撃事件に巻き込まれる。

   リューマは、実はシラノと三流剣士ディーアールが、街を壊滅させるために龍を呼んで火事場泥棒を繰り返していることを知る。口封じをしようとしたシラノをリューマは一瞬で返り討ちにし、更にディーアールの命乞いも聞き入れずに倒す。そして、遅いクル龍を一刀のもとに両断して仕留め、街を去る。本人は気づいてないが、剣豪キングとは「リューマ・ド・''キング''」の名をつけられたリューマ本人であった。(ウィキペディア参照)

どうでしょうか?この要約だけでも面白いですよね。

ここから分析していきます!

まずは➀主人公・敵以外に被害者を設定しているかどうか

 

これはワンピースでも感じることですが必ずといっていいほどストーリーの中に被害者がいます。

ー 特にバトル漫画では主人公・敵だけだとイマイチ感情移入ができません。なぜならどちらが勝とうか読者には関係がないからです。そこに被害者を入れるだけで主人公に「勝って」という感情移入がしやすくなります。

「MONSTERS」ではフレアがその位置の設定です。

⚠︎ここで注意しなければならないのがただの被害者ではダメということです。精一杯頑張ったけど無理だったという被害者ここが重要です。

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