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佐々木、イン、マイマイン / SASAKI IN MY MIND(2020年11月27日劇場公開)
映画を観て直後に思ったことを尾崎世界観が代弁してくれてます。
尾崎 世界観(クリープハイプ)
誰にも教えずに自分だけの物にしたい好きと、誰彼構わずとにかく勧めまくりたい好きがあるけれど、これは圧倒的に後者。最高だから観てください。
誰しも心の中に「佐々木」がいるという事を見透かされたちょっと恥ずかしい感じ。それぞれの「佐々木」を優越感や劣等感の物差しにして過ごしたことのある人には刺さりまくります。
気に入ったのは映画史上最も居心地の良さそうな佐々木の汚部屋。この部屋の作り込みがあってこそ「佐々木」のイノセンスが掃き溜めの鶴のように浮かび上がるのです。
恋愛要素も多くは語られないのに顛末がなんとなく分かるように要所が描かれていて観客を物語にのめり込ませることに貢献。
東京は東京以外からやってきた人の街なので他人と片寄あって酒を飲む居酒屋の描写など生々しい感覚がちゃんと描かれています。登場人物達の距離感が再び縮まる様子がストーリーに起伏を与えているのが凄いなと。
演劇「ロング・グッドバイ」のセリフに寄せたラストシークェンスの演出もちょっと小っ恥ずかしい感じがしてこの映画のラストには相応しいなと思います。
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