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サンセット・サンライズ / SUNSET SUNRISE(2025年1月17日劇場公開)
宮藤官九郎の脚本の良いところと悪いところがありました。
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脚本の良いところは、笑いを取るタイミングの妙です。終盤まで笑いの絶えない映画館でした、こんなことは珍しいと思います。クドカン脚本映画史上最も笑いが取れていたと思います。アニエスべーの場面は撮影に相当苦労したと思いますよ、あんな場面の割には。
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この映画”泣き笑い移住エンターテインメント”という宣伝文句。笑いはバッチリ取れていたのですが、”泣き”の部分は情報量を抑えた脚本の割には涙カツアゲ演出がチグハグでした。全てを脚本の所為には出来ませんが、やはりテーマ的に震災関連の感動演出は座りが悪い。
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釣船の場面は基本笑える場面なんですが、そこで泣きの場面の伏線を張るところは上手でした。そしてこの映画最大の見せ場は実は数々の料理場面と食事場面。この映画を含め、今映画館に行くと何故かあちこちのスクリーンで観るとお腹が鳴る映画がかかっています。
脚本の最大の欠点は、ラストでしょうね。はっきり言って蛇足です。ああいう着地にする説得力が本編のどこにもありません。
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