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【映画レビュー】スリル満点のアクションと緊張感溢れるゾンビとの戦い『メイズ・ランナー2:砂漠の迷宮』

『メイズ・ランナー2:砂漠の迷宮』を鑑賞した。前作で謎の迷路から脱出したトーマスたちが、灼熱の砂漠へと舞台を移し、新たな試練に立ち向かう物語である。

本作の魅力は、なんといっても前作を凌駕するスケール感とスリリングなアクションシーンだろう。迷路から広大な砂漠へと舞台が変わり、その壮大な風景は観る者を圧倒する。特に、廃墟となった都市や灼熱の太陽の下を疾走するシーンは、まるで別の惑星に来たかのような感覚を覚えた。

他にも、ゾンビのようなクリーチャーとの戦いが繰り広げられる点もポイントだ。バイオハザードを彷彿とさせる緊張感あふれるシーンは、ハラハラドキドキが止まらず、終始目が離せなかった。

また、登場人物たちの成長も本作の見どころの一つである。迷路という閉鎖された空間から抜け出したトーマスたちは、砂漠という新たな環境で、友情や絆を深めていく。彼らの成長を見守る中で、私も一緒に冒険しているような感覚になった。

しかし、一方で、前作ほどの謎解きの要素が薄れてしまったように感じたことも事実である。迷路という閉鎖空間での謎解きが本作の魅力の一つであったため、その要素が少なくなったのは少し残念だった。とはいえ、本作はアクション映画として完成度が高く、十分に楽しめる作品である。

最後に、次作への期待を込めて一言。未解決の謎や疑問が数多く残されており、今後の展開が非常に楽しみである。

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