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【映画レビュー】超能力は救世主かそれとも呪いか?『CODE8/コード・エイト』

CODE8、観たよ!正直、スーパーヒーロー映画みたいな派手なアクションを期待してたから、ちょっと肩透かしを食らった感じ。でも、観終わってみると、全然違った面白さがあった。

超能力を持つ人たちが、差別や貧困に苦しむ社会って、なんか現実社会と重なる部分があって考えさせられた。主人公のコナーが、能力を悪用する道を選ばざるを得ない状況とか、めっちゃ切ない。能力って、素晴らしいものだけど、使い方次第で人を傷つける武器にもなっちゃうんだなと。

この映画の一番の見どころは、やっぱり人間ドラマの部分かな。コナーの母親との絆とか、仲間との友情とか、めっちゃ感動した。能力バトルじゃなくて、人間が抱える悩みや葛藤を描いてるのが、逆に新鮮だった。

あと、世界観も独特で良かった。近未来なのに、どこかレトロな雰囲気も漂ってて。ドローン型のロボット警官とか、近未来感があって面白かったけど、同時にちょっと怖いなって思ったりもした。

ただ、一つだけ残念だったのは、能力の種類がもっと色々見たかったってことかな。電気を操る能力しかピンと来なかったから、他の能力者たちの活躍も見たかったな。

でも、全体的にはかなり満足できる作品だった。超能力バトルものじゃなくても、こんなに面白い映画があるんだなって改めて感じた。社会派ドラマとしても、エンターテイメント作品としても楽しめる、そんな一作だと思う。

もし、派手なアクションを求めてる人は、ちょっと物足りないかもしれないけど、人間ドラマに興味がある人や、社会問題について考えさせられる映画を探してる人には、絶対おすすめ。

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