【映画レビュー】スター・トレック愛が炸裂!宇宙への熱い想いが詰まった物語『500ページの夢の束』
ダコタ・ファニング演じるウェンディは、スター・トレックが大好きで、自作の脚本をコンテストに応募しようとする。しかし、郵送では間に合わず、愛犬ビートと共に旅に出る。その道中、ウェンディは様々な人々と出会い、少しずつ成長していくのだ。
この映画で最も心を打たれたのは、ウェンディの純粋な心と、それを取り巻く人々の温かさだ。彼女は、自閉症という特性を持ちながらも、自分の夢に向かってまっすぐ突き進む。
私にとって、特に印象に残ったシーンは、ウェンディが道中で出会う人々の優しさだ。彼らは、ウェンディの夢を応援し、時には手を差し伸べてくれる。その温かさに、私も思わず涙ぐんでしまった。
この映画を観て、私は自分の子供の頃を思い出した。私も何かを一生懸命にやっていたなぁ、と。大人になると、色んなことを諦めてしまうけれど、この映画を見ると、もう一度夢を追いかけてみようかなって、そう思わせてくれる。
『500ページの夢の束』は、単なるロードムービーではない。それは、夢を追うことの大切さ、そして、人とのつながりの素晴らしさを教えてくれる、心温まる物語だ。