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【映画レビュー】Dの無双が炸裂!スリル満点の財宝探し『バッド・トレジャー』

元特殊部隊のアウトロー、Dが、歴史学者の弟の死の真相を突き止めるために、謎の島へと向かう。そこには、第二次世界大戦中に隠されたと言われる「山下財宝」の噂と、それを狙う謎の武装集団が待ち受けていた。Dは、相棒である精神科医のオルターウッドと共に、危険と謎に満ちた島を探索し、弟の死の真相と財宝の秘密に迫っていく。

本作の一番の見どころは、なんといってもスコット・イーストウッド演じるDのぶっ飛んだキャラクターだ。Dは、元特殊部隊の凄腕でありながら反社会性パーソナリティ障害を抱えるという複雑な人物。彼の予測不能な行動と、周囲を巻き込む騒動は、観ている人を飽きさせない。メル・ギブソン演じるオルターウッドとの掛け合いも絶妙で、二人のコミカルなやり取りは思わず笑いを誘う。

また、美しい自然の中で繰り広げられるアクションシーンも見逃せない。Dの華麗な格闘術や銃撃戦は爽快感たっぷりだ。特に、ジャングルでの追跡シーンは、見ていて緊張感が最高潮に達するシーンだった。

一方、見終わってみると、正直、もっとDが暴れまわるかと思っていたが、少し物足りなかった部分もある。悪役ももう少しインパクトが欲しかった。だが、スコット・イーストウッドの演技は素晴らしく、彼の存在感がこの映画を大きく引き上げている。メル・ギブソンとのコンビネーションも悪くない。

全体的には、爽快なアクションと個性的なキャラクターを楽しめる娯楽作だ。暇つぶしには最適かもしれない。


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