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チャップリン『モダン・タイムス』、笑うしかなかった!

チャップリンの『モダン・タイムス』、ついに観ました!白黒映画ってどこか難しそうなイメージがあったんですけど、そんなの吹き飛ぶくらい面白かったです。笑いあり、涙あり、そして考えさせられる深いメッセージもあって、観終わった後、なんだか心が揺さぶられました。

映画は、工場で働くチャップリン演じるチャーリーが、機械のような流れ作業に翻弄されるところから始まります。ネジをひたすら締め続ける単純作業に疲れ果て、ついには機械の一部と化してしまうシーンは、現代社会に生きる私たちにも通じるものがあるんじゃないでしょうか。私も毎日パソコンに向かってカタカタしてるので、他人事じゃないなーって思っちゃいました。

その後もチャーリーは、給食を自動で食べさせる機械の実験台にされたり、ストライキに巻き込まれたりと、次々と災難に見舞われます。でも、どんな状況でもユーモアを忘れず、一生懸命に生きようとするチャーリーの姿に、自然と笑顔になるんです。

特に印象的だったのは、チャーリーが歌手になるシーン。歌詞を忘れて、でたらめな言葉で歌い出すんですけど、それがめちゃくちゃ面白い!言葉は通じなくても、チャーリーの表情や身振り手振りが、感情を豊かに伝えてくるんです。まさに、チャップリンの天才的な表現力に圧倒されました。

そして、映画のラストシーン。チャーリーは、愛する女性と一緒に、希望を胸に未来へと歩き出します。どん底の状態から抜け出して、前向きに生きようとする二人の姿は、観ている私たちに勇気を与えてくれます。「どんなにつらいことがあっても、希望を捨てずに生きていこう」って、なんだか背中を押されたような気持ちになりました。

『モダン・タイムス』は、ただ面白いだけの映画ではありません。社会への批判や、人間の尊厳、そして希望といった、普遍的なテーマが描かれています。笑いの中に隠されたメッセージを読み解くことで、より深く映画を理解できると思います。

もし、まだ『モダン・タイムス』を観たことがないなら、ぜひ一度観てみてください。白黒映画だから…と敬遠せずに、気軽に飛び込んでみてください。きっと、あなたの心に何かを残してくれるはずです。私も、また近いうちに観たいなと思っています!

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