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本日到着。にんまり。残るは、素敵な部下への結婚祝い。

ワードが復活した日の翌日。無事、実務補修のテキスト到着。ホッとした。

本当にぎりぎりの闘いだったのだなと感無量。

そんな私を「係長、かつ、試験合格に導いてくれた」素敵な部下へ、本日、やっと「結婚祝い」を渡せました。やっと一息。

歴戦の上司たちは、決め打ちしているプレゼントを次々にスマートに渡していく。私は取り残されていく。

初めての部下。あふれる感謝の気持ち。あれから2週間悩み続けました。

もはや限界。納期はすぎている。背に腹は代えられない。

「好きな色、何?」。彼女は無色透明。他の女性は、たいてい「色」が見える。

「何でしょうか?」色々悩みだす。私も考え込む。「さくら色?水色?」持ち物をみて、ヒントをだすが、「わかりません。」

次、行ってみよう。

「家の鍵、持ってる?見せて?」「合鍵つくるつもりですか?」と言いつつ、小悪魔的な微笑で見せてくれる。キーホルダーは年代物。

「キーケース、プレンゼントしたら使ってくれる?」

「気をつかわなくいいですよ。」

知ってる。彼女の奥ゆかしさは。ここが勝負所。

「俺の気がおさまらないんだ。感謝の気持ちだから。」

「このカードの中のカラーなら、どれがいい?」

私のいきつけのアイテムショップのカラー13色カードを見せる。

「これかこれですかね?」

待ってました「さくら色」

ランチタイムにダッシュで買いに行く。何度も下見したから、選ぶのが早い。

でも、さっきのキーケースは当て馬。本命は「化粧ポーチ(仮)」。

彼女はいつも、使い古された「さくら色」の100円均一の化粧ポーチを使う。

「電卓、物差し、鏡」、色々なものが「中学生、高校生からの幼馴染」だそうだ。

予算が余ったから、さらに「リップクリーム」などもいれられるという小さなポーチも買う。よし、予算通り。

時間があまった、ついでに「自分のコンサル業務用の財布」も買う。これで彼女の気持ちの重みも少しは楽になるかな?(笑)

猛ダッシュで会社に戻る。応接に呼び出し、お披露目。

素敵な箱に、素敵な袋が3つ。俺もびっくり。

「一つじゃないですよ。間違ってません?」

「いいから、あけてみて」

まずは、キーケース。素敵な「ロイヤルレッド」。彼女もそう感じたようだ。

次は、本命の化粧ポーチ(さくら色)。「だから、ききらら(化粧ポーチ)のこと、誰かの形見とか、聞いてきたんですか(笑)」

開封するたびに、彼女の顔はほころぶ。

「俺も買っちゃった財布。これでイーブンだね。だから気にしなくていいよ。」

明日が楽しみだ。グレードアップした彼女を見るのが。


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