読書記録(8冊目)「アライバル」ショーン•タン
お疲れ様です。
こちらの本は、私の職場の上司の奥様から紹介されたもの。
遠方の図書館にある事がわかったので、最寄りの図書館宛に取り寄せてもらった。
タイトル:アライバル
著者:ショーン•タン
出版社:河出書房新社
定価:2,750円(本体2,500円+税)
出版年:2011年3月17日
この絵本には、一切の文字は使用されず、全てが表現されている。
そして、かなりの大型本。
絵にはすごい迫力がある。
説明が無いわけだから、読み手としても当然、「おそらく〇〇だろう」と思いながら読んでいる。
ある男は妻と娘を祖国に残し、言葉もわからない異国の地で、住む場所を探し、仕事を探し、色々な人たちと繋がりながら、妻と娘との再会を夢に生きていくという風に、私は解釈した。
レビュー等を見ていると、ハッピーエンドのように読み取る方が多いようだけれど、私にはどうしてもそうは思えなかった。
男は最後まで、妻と娘に会えなかったような気がする。
妻と娘に会えたような描写に見えて、その前の頁の不吉な手紙の色が、私には、どうしても不幸なラストへ繋がってしまう。
この本を紹介して下さった、上司の奥様は、どう解釈したのだろう。
手紙にて、連絡をしたいと思う。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
明日も皆さまにとって良い日でありますように。