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読書記録(8冊目)「アライバル」ショーン•タン

お疲れ様です。

こちらの本は、私の職場の上司の奥様から紹介されたもの。

遠方の図書館にある事がわかったので、最寄りの図書館宛に取り寄せてもらった。

アライバル/ショーン•タン


タイトル:アライバル

著者:ショーン•タン

出版社:河出書房新社

定価:2,750円(本体2,500円+税)

出版年:2011年3月17日

内容紹介

世界各国多数の賞を受賞、世界中に衝撃を与えたグラフィック・ノヴェル、ついに刊行! 漫画でもコミックでもない、素晴らしいセンス・オブ・ワンダーに満ちた「文字のない本」。

著者紹介

ショーン・タン (タン,ショーン)

1974年オーストラリア生まれ。絵本作家。本書のほか、『遠い町から来た話』『セミ』『内なる町から来た話』など。リンドグレーン賞、グリーナウェイ章など受賞多数。『ロスト・シング』でアカデミー短編賞受賞。

河出書房新社 HPより 

この絵本には、一切の文字は使用されず、全てが表現されている。

そして、かなりの大型本。
絵にはすごい迫力がある。

説明が無いわけだから、読み手としても当然、「おそらく〇〇だろう」と思いながら読んでいる。

ある男は妻と娘を祖国に残し、言葉もわからない異国の地で、住む場所を探し、仕事を探し、色々な人たちと繋がりながら、妻と娘との再会を夢に生きていくという風に、私は解釈した。

レビュー等を見ていると、ハッピーエンドのように読み取る方が多いようだけれど、私にはどうしてもそうは思えなかった。

男は最後まで、妻と娘に会えなかったような気がする。

妻と娘に会えたような描写に見えて、その前の頁の不吉な手紙の色が、私には、どうしても不幸なラストへ繋がってしまう。

この本を紹介して下さった、上司の奥様は、どう解釈したのだろう。

手紙にて、連絡をしたいと思う。


最後まで読んでいただきありがとうございます。

明日も皆さまにとって良い日でありますように。

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